移住者の声

若き農業経営者 ~藤原伸隆さん~

お名前
藤原 伸隆さん
出身地
大阪府
在住地
洲本市
移住年
2009年
藤原さんはこれまで10数年間、大阪の電気メーカー傘下の商社で営業マンとして働いてきました。藤原さん自身はいつか独立したいという希望を持っていたといいます。
そして、独立して何をするのかと考えた時に、「これからは農業経営だ。それなら淡路だ。」と考えたそうです。それは、単に淡路の自然や肥えた土地だけを視点に入れた発想ではなく、淡路の過疎化を思い浮かべ、余った土地や家屋の有効利用をも考えての計画でした。

中川原に住むことになったのは、友人のつてでNPO法人・グリーンアースin淡路を知ったことからです。このNPOの活動拠点は代表の坂本和明さんのご実家周辺の畑。週末にはメンバーが農業体験を楽しもうと明石などから集まります。
そのお隣の空き家の新住人となったのが藤原さんで、今ではグリーンアースin淡路の理事として、また里山景観管理責任者としても活躍しています。

農業経営にあたっては、暮らし始めてすぐに農業協同組合の組合員になり、すでにレタスやチンゲンサイの供給も順調に進んでいます。また洲本市農業青年会(4H)という40歳以下の専業農家の会にも入会しており、そのメンバーや、集落のお年寄りなどからも親切な指導やアドバイスをもらうのだといいます。

もちろん教えてもらうばかりではありません。農業については全くゼロからの出発だった藤原さんですが、それが信じがたいほど、知識の広く深いこと!本やインターネットからの情報を元に研究を重ね、こうじ菌・納豆菌などの土着菌(竹林や畑に保有される)を利用した米ぬか・菜種油粕を発酵させた、独自の有機肥料を作っています。

結果、チンゲン菜に関しては殺菌剤無しでの栽培が可能になりました。 
無農薬を好む消費者がいるのも事実ですが、採算性を考え、最低限の薬ですませ減農薬栽培を実践する藤原さん。この辺の考え方が実に現実的で、将来を見据えた若く頼もしい農業経営者という感じがします。
取材:2011年02月08日

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