移住者の声

お名前
Mさん夫妻
出身地
神戸市
在住地
淡路市
移住年
2011年
猛暑日が続いた数日後、わずかな秋風を感じながら淡路市の東浦地区を訪問しました。国道をそれて少し進むとすぐそこに海が見えます。そして海のすぐ前にMさんのお宅がありました。

Mさんご夫婦が本格的なあわじ暮らしを始めたのは、今から9年前。お父さんが65歳、お母さんが60歳の時でした。それまで数十年間ふたりで切り盛りしてきた食堂のお仕事を引退。 夢のリタイヤ生活の始まりでした。

神戸市内で食堂を経営していたお二人は、それまでにも仕事の休みを利用してしょっちゅう淡路へ遊びに来ていました。友人や親せきとで休暇を淡路で過ごすうちに、淡路に別荘を持つことを思いつきました。毎回の宿泊費を考えるとその方が安くつくと考えたといいます。確かにそうすれば、外食も減り、食費だってかなり倹約できますよね・・・なんといってもプロの調理人なのですから!

そんなお二人が選んだ場所が、海が目の前という海好きには持ってこいの別荘地でした。1982年に現在のお住まいが完成してからは、お盆や正月はもちろん休みの度にフェリーで海を渡って淡路の家に通っていたそうです。

引退後に本格的なあわじ暮らしを始めてからは益々お客様が増えました。海でのレジャーを求めて友達が次々と訪問、どの人も楽しい時を過ごし癒されて帰っていくといいます。それはきっと、淡路の海や風景も一役買っているのでしょうが、それだけではありません。Mさんご夫婦の気さくさや明るさとおいしい食事、心のこもったおもてなしがあってこそのことでしょう。親戚や知り合いの若い人たちにとってお二人はさしずめ「淡路のお父さん・お母さん」といったところではないですね。

とっても社交的なお二人。数年前に二人で参加した世界一周旅行をきっかけにお母さんはダンスを習い始めました。それまでのボランティア活動や園芸の趣味、プール通いと合わせて忙しい毎日です。お父さんは、貸農園での野菜つくりに精を出し、仲間も増えました。通りかかった知らない人とでも、会話が弾み手作り野菜をあげたり、とれた野菜を知り合いの家まで届けたりとますます友達の輪を広げています。

淡路でのリタイヤ生活をずいぶんと楽しんでいるお二人ですが、本音のところも聞いてみました。
「淡路は交通の便が悪いし、水道代や食べ物など生活費が高い。魚もおいしいけれど、いい魚は高い。」とのこと。神戸と比べると確かにそうかも知れません。
また、地元の人について「社交的でない人が多い」とも言います。仲良くしていた人からでも「お前ら、淡路のもん違うのに!」と言われたことが何度もあると聞いて、大変残念ながらも、まるで信じられないことではないと思ってしまいました。


島という閉鎖社会のなごりでしょうか。多くの移住者が同じような経験を持ったと聞きます。けれども、だからこそ、淡路へ移住される方が増え、新しい風を運んできてくれることを期待したいと思います。

そして同時に「淡路原住民」もMさんご夫婦のような「おもてなしの心」をもって、淡路を訪れる方や淡路へ移り住む方々をお迎えしなくてはいけないのだと思います。
                     
一度訪れた人が「淡路はええとこ。また来たい!」と思うような島になってほしい。というMさん達のように、元気な笑顔でたくさんの人をお迎えしたいですね!
取材:2011年02月08日

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