移住者の声

岡田家具創造堂 ~岡田敦さんにインタビュー~

お名前
岡田 敦さん
出身地
茨木市
在住地
南あわじ市
移住年
2006年

ギャラリーのある祖母の家

釘ひとつ使わない家具!

秋が深まり、淡路島の木々も赤や黄色に色づく頃、南あわじ市倭文(しとおり)を訪れました。目指す先は今回の移住者、岡田敦さん(37才)の工房、岡田家具創造堂です。

木工家としてフリーで働く岡田さんの工房は、幼いころから通いなれたお祖母さんのお宅に隣接します。もともと倉庫だった場所を利用し、日々大きな書棚から手に取れるお盆まで様々な木工作品を制作しています。
では、ちょっと手を止めてお話を聞かせていただきましょう。

大阪で生まれ育ち、一度は建築学に進みますが、実習で椅子を作ったことがきっかけで木工の世界に興味を持ち始めたという岡田さん。もともと物作りが好きだったといいますが、そこから日本各地での修行の道を進むこと6年。プロとして独立したのが2007年のことでした。

工房を開いたのは淡路島。お祖母さんのお家には家具の注文や見学に来るお客さんのためのギャラリーがあり、そこには釘ひとつ使わずすべて木で作られた棚や机、椅子など、温かみがあり趣のある作品が並びます。

こんな作品を作ることができるのは、きっちりした性格の方でないと・・・なんて質問に、「いや、失敗もあるけれど、その都度臨機応変に対応し、お客さんに納得していただける作品を作るようにしています。」と笑顔でのお返事。繊細さよりもむしろ度量の広さを感じさせられます。

それでも移住して1年目には全く人が来ず、注文も少なくて心配したのだとか・・・。2年目からは、展示会などで作品を見た方からの注文や淡路島内からのお客さんが増えてきたと振り返る岡田さん。今では、注文から納品まで数か月待ってもらうこともあるほどの人気で、毎日思い切り自分の好きな仕事に取り組むことができているようです。

がんばる岡田さんを支えるのはお祖母さんだけではありません。市内の市営住宅では奥さまと3人の子どもさんも応援しています。自然たっぷりの淡路島で子育てができることをご夫婦ともに喜んでいるようです。

淡路島での生活は都会とはずいぶん違いますが、特に不便は感じないとのことで、地元の消防団や祭礼団に所属し地域とのつながりも大切にしているようです。
また、淡路島の様々なアーティスト仲間とも程よいネットワークを保ち、展示会などの共催も行っています。

「淡路島に移住したいという人がいたら、ぜひ応援したい。」という人懐こい笑顔の岡田さん。彼の工房では、今日も素敵な家具が生まれようとしています。(取材月:2015.11月)

岡田家具創造堂のHPはこちら→http://souzoudo.com/index.html
取材:2015年11月14日

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