移住者の声
山下さん一家

いろいろなものが豊かにある淡路島

職業:夫:経営支援 妻:ウェブデザイナー 移住年:2016年 前住所:大阪市 現住所:南あわじ市

浮かんだのは淡路島の原風景

山下さん一家のあわじ暮らしは2016年10月に始まりました。啓介さん(38才)の生まれ育った大阪・大都会から、礼子さん(39才)のふるさとである淡路島への移住にはどんなきっかけがあったのでしょう。
高校卒業後、淡路島を離れ京都に進学した礼子さんは、その後大阪で就職します。啓介さんと出会ったのも大阪でのことでした。啓介さんはといえば、大阪の街中で育ちながらも、中学時代には淡路島の私立学校で学び寮生活を送った経験を持ちます。
そんなお二人が結婚、娘さんを育てる中で、都会での子育てに違和感を覚え始めます。保育園の隣にトラックが頻繁に出入りする会社ができた時に「田舎で娘をのびのびと育てたいと思った。」と啓介さんが言います。
また、礼子さんも住まいについて、「マンションを買って大阪に永住するの?」と考えた時にイメージができなかったと振り返ります。やはり浮かんだのは淡路島の原風景だったようです。

娘さんはすっかり淡路っ子

娘さんの小学校入学までにと決心し、不動産屋を通して見つけたのは、礼子さんのご実家にも近い南あわじ市広田地区に位置する賃貸物件でした。企業の経営支援のお仕事をしていて出張の多い啓介さんにとって欠かせない高速道路のバス停やインターも近くにあります。また買い物や食事に便利な商業施設も程よい近さでありながら、田舎の風景にも恵まれた土地です。すぐそばの公園では梅など季節の花が楽しめます。
「気軽に海や山、公園にも遊びに行けて子育てしやすい。」とそろって笑顔を見せてくれるご夫妻。やさしいパパ・ママと娘さんの楽しく遊ぶ姿が浮かびます。
そして、地元の友達が増えてすっかり淡路っ子になった娘さんの成長が楽しみです。

都会ではありえないことが起きる

淡路島での暮らしについては、住まいは運よく見つかったものの家賃は想像していたよりも高く、移動に必要な車の維持費に加え光熱費も高い、と本音を語ってくれました。飲み屋と同じく本屋も少ないので、ウェブデザイナーである礼子さんは本をネットや神戸で買うことが多いのだとか。
それでも礼子さんのHPにこんな言葉があります。
『若いころは「何もない」と思っていた淡路島ですが、年を取るとともに実はこんなにもいろいろなものが「豊かにある」ということに気付きました。』
淡路では時に都会ではありえないことが起きることもあると言いますが、心の広いお二人なら、それもあわじ暮らしの一部として楽しんでもらえそうですね!今後のご活躍が楽しみです。

取材日:2018年02月15日

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