移住者ブログ

ありがとう!淡路島

こんにちは!ippo language learningの夏子です。
突然ですが、パートナーの仕事の関係で仙台に引っ越すことになり、この移住者ブログの執筆が今回で最後になってしまいました(泣)
 
新生活、楽しみではありますが、淡路島は離れ難い…!
コロナでインドネシアから帰国し、大阪の実家から淡路島に移り住んで1年と3ヶ月。
日本での田舎暮らしは初めての私でしたが、淡路島で過ごした経験は、自分の想像以上にいろんなものをもたらしてくれました。
 
結局、淡路島は何がよかったの?
今日はそんなことをまとめて最後のブログとさせていただきたいと思います。

お裾分けから生まれるコミュニケーション

「お裾分け、いっぱいいただいたから持って行かへん?」
淡路島ではよく聞くフレーズです。
淡路島に来てから、我が家にはいろんな場所からいただく玉ねぎが常に家にあり、玉ねぎに困ることはありません。もらいすぎて処理に困ることはあるけれど(笑)
こういう、都会では生まれないちょっとしたコミュニケーションやそこから築ける人間関係って素敵だなと思います。
 
散歩をしていると、小学生たちが元気に
「こんにちは!」
温泉にいけば、
「お姉ちゃんこないだも来てたなあ〜!この辺に住んでるん?」
家の周りの草むしりをしてたら、自然とご近所さんが集まってきてみんなで作業してたり。
 
このようなやりとりを面倒だと捉えるか温かいなと捉えるか。
それは人次第かもしれませんが、一人で淡路島に来た私にはこういうちょっとした関わり合いを通して、コミュニティの一員として受け入れてもらっているという実感が湧き、非常にありがたかったです。

移住者との繋がり

以前このブログにも書きましたが、淡路島は移住サポートが非常に充実しているので、あわじ暮らし総合相談窓口を通して移住者同士のネットワークも築きやすい!これも他の地域にないいいところだなぁと思います。
そして、淡路島は今移住者ブームです。本当に、毎月のように「また新しい人来たらしいよ」という情報が耳に入ります。私のようにオンラインで仕事をしているという人もいれば、古民家改築して民泊を作っている人、淡路島でカフェを開いているご夫婦、都会の忙しい生活に疲れちゃって、とりあえず仕事やめて来た!という人などなど・・・。
 
みなさんそれぞれの個性を生かして自分らしく豊かに生きている。
私の周りの移住者さんは、生活にゆとりをもち、自分を大切にすることが上手な人が多いな、という印象です。都会の暮らしが何か違うな、と思って淡路島に来たという人が多いからかもしれませんね。
 

私もそう思って淡路島に来た一人なので、移住者の方とは話が合いやすく、すぐに仲良くなれました。先輩移住者の方からいただく生活情報もありがたかった!

これからもずっと大切にしたいと思える、そんな人との繋がりも増えました。
淡路島を離れると伝えると、送別会しよう!とお声かけしてくださる方も多く、本当に感謝しかありません!
↑淡路島で一番最初にお友達になった移住者の方が経営されているお店Ajugaさんの一番人気商品。淡路島の思い出に購入させていただきました。淡路島を蝋でかたどったものにプリザーブドフラワーが飾られています。

「ない」という豊かさ

淡路島に来る前の生活を振り返ると、都会の忙しい暮らしの中で、「日常」のストレスを発散することに使っていたお金がすごく多かったなと感じます。忙しくて時間ないからコンビニで済まそう、飲みに行こう。
収入も大きいけれど、その分ストレスも出費も大きい生活だったなあ、と。
 
一方、淡路島にはデパートもなければ映画館もない。
飲み屋さんに行くにも、一人だと車で行かないといけないので飲めない。
コンビニも歩いていける距離にはない。
 
でも、ある意味「ない」ということが、生活に豊かさをもたらしてくれていたのかもしれません。例えば食。無駄なことにお金と時間を掛けなくなる分、食には非常にこだわるようになりました。
 
なんと言っても淡路島は一年中地元で獲れた旬のものが美味しい!
 
友達から、
「朝はやく起きて筍堀りしてバーベキューしよう!」
「今日はいい魚が手に入ったから一緒に食べよう!」と声がかかったり、
お裾分けでいちじくを大量にもらった時には手作りジャムを作ってみたり、
淡路島の大豆と米麹で手作り味噌を作ってみたり。
↑由良ででっかい魚が手に入った!という友人からのメッセージを受け、みんなでBBQ
 
つくづく、都会の忙しい暮らしの中では考えもしなかったことをさせてもらってるなあ、と思います。この楽しさと贅沢さは、淡路に来なければ体感できなかった!
地元のお野菜に触れる機会が多いことも、食の贅沢さに繋がっているのかもしれません。
オーガニック農家の集まる島の食卓や街角マルシェ、
スーパーの淡路島産お野菜コーナー、
JAに道の駅…
 
時々見たことないオーガニックの野菜があったりして、
農家さんにこれってどうやって食べると美味しいんですか?って直接聞いたり。
淡路島での食材選びは毎回ワクワクさせてもらいました^^
 
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さて。
そんなこんなで、淡路島の魅力を書き出すと書ききれないぐらいありますし、
正直ここを離れることも未練たらたらですが…。
淡路島での暮らし、そしてここで出会った皆さんが教えてくださった大切なことを糧に、新たな土地で自分らしく生活していけたらなと思います。
 
この1年3ヶ月の暮らしを通して、淡路島はいつか戻って来たい第二の故郷になりました。
どういう形かはまだ分からないけれど、いつか家族で淡路島に移住とかも素敵だなとか考えてます。
 
素敵な景色、
おいしい食べ物、
素晴らしい人との繋がりに感謝感謝です。
ありがとう、淡路島。
ありがとう、みなさん。
いつか、また会う日まで!

この記事を書いた人

杉島 夏子

杉島 夏子

日本語教師・英語教師&ヨガインストラクター。海外・国内を転々としているノマドワーカー。新型コロナウィルスの影響で赴任先のインドネシアスマトラ島から大阪に帰国。テレワークが続く中、自然豊かな環境を求めて2020年8月から淡路島に単身移住。ippo language learningの屋号でフリーランスオンライン教師として活動している。 https://ippolanguage.com

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