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新規就農者の現実~我が家の場合~

こんにちは、淡路島YASAIBAのおおたしほです。

先月のブログで、農業を始めたきっかけや栽培方法について書かせていただきました。
今日は、『それで生活できてんのか!?』というあたりを書いてみたいと思います。(夫の農業法人からの給与を除いてです)
私たちも移住する前に疑問に思っていました。そして、いまだに思っています。

早速、

答えは NO です。

今、人生で一番お金がないような気がするけど…

現在の我が家の収入源は、
①夫の農業法人からの給与
②私のパート代
③野菜の売り上げ
割合だと5:1:1くらいです。

パートを1日休んで収穫期のレタスなどを販売しても、パート出勤したほうが入ってくるお金は多いです。

それでも農業をやりたいし、
1年目の反省を2年目に生かし、収量が増えたり、味のいいものが収穫できたときは本当に『心が笑う、心が太る』のです。

野菜の売り上げとは!?

私たちの販売方法についてですが、
①直売所
②イベント出店
③買い付け

①直売所は淡路島内に何か所もあります。
まず、出荷したい直売所に申し込みをします。直売所の許可を得て、名前や田畑の場所などを登録します。
そうして、収穫した野菜を自分で包装し、自分で値段を決め、自分で直売所に持ち込みます。
売れ残りがあれば、引き取りに行く直売所もあれば、処分してくれる直売所もあります。
委託販売ですので、手数料を引かれた金額が振り込まれる、という具合です。
大阪に住んでいたころ、1か月に1度くらいは直売所に買い物に行っていたので、南あわじの直売所にYASAIBAの商品を並べられることができて嬉しいです!

②イベント出店
2年目になって、種類や量が取れるようになったので、やっと出店できるようになりました。
今月は2つのイベントに出店しました。
11月  3日 兵庫県淡路島国営明石海峡公園
11月10日 パナソニックセンター大阪
イベント出店には、出店料が必要な場合が多いです。現地への交通費も自己負担です。
あくまで個人の意見ですが、『売れてる農家さん』はあまりイベント会場で見かけないような気がします。イベント出店となると前日、前々日から準備をし、当日は丸1日農作業ができないので、出店しない理由もよくわかります。
ですが、私は『自分で作った野菜を直接お客様に売ることができる喜び』にはまっています。
「これはどうやって食べるのがオススメ?」「いや~こんな小さいニンジン初めて見るわ」「うちのウサギに食べさせたい」
「何種類のレタスはいってるの?」「かわいい野菜やね」「枝豆、試食させて~」などなど。
みなさんとの会話がおもしろすぎて、楽しすぎて、しゃべりすぎて。イベント終了後、ドッと疲れます…(笑)

③買い付け
昨年に引き続き、黒豆を栽培していまして、黒枝豆として出荷し始めたとき、
とある企業の方からお声をかけていただき、黒枝豆をとある場所で販売してもらっています(淡路島内)。
素敵なPOPを作成してくださいました。
私たちのような弱小で、よちよち歩きの農家に目をかけていただき、一緒に伴走しようとしてくださるバイヤーさん。
私たちは、毎日を無駄にはしていなかったんだなぁ、と思いました。

イベント出店のときは、大阪から母に来てもらったりします

農業でお金を稼げるようになるかどうかは、自分たち次第だと思います。
栽培方法、作付けする品目、面積、売り方。

「移住して、農業して、夢あるね~!」と言われることが多いですが、「夢しかないですけどね~」が本音かも。

子どもたちを育てていくのにお金は必要だし、数年行ってない旅行にも行きたいし、記念日にはフレンチフルコース食べたい!

けど、淡路島に来てなかったら、農業を始めてなかったら、『心が笑う、心が太る』想いはできなかったと思います。
あと、健康も手に入れたかも。自分で作った野菜をたくさん食べて、田んぼに居るときは基本1人でノンストレス。
都会で仕事してたときは、2日に1本栄養ドリンク飲まないと体が動かなかったけど、淡路島にきてからは飲んでないな。
吸う空気、見る景色、誰とどんな仕事をするか、誰とどこでごはんを食べるか。

改めて、しんちゃんよ(夫よ)、突然に「おれ、仕事辞めて農業する。」と言ってくれて、ありがとう。

 

この記事を書いた人

おおたしほ

おおたしほ

1981年生まれ 大阪府育ち。 家族は、日本一の一味唐辛子栽培を夢見る夫、 大好きなニンジンを作ることができる喜びを全身で感じている私、 そんな私たちの畑をときどきお手伝いしてくれる2人の子どもたち、 草刈り&草食べ担当のヤギのあずきちゃん、迷い猫だったくろまめちゃん、図々しく家に入ってきたおもちくん。 (今は2匹とも家猫です)

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