移住者の声
杉本裕明さん

杉本さんのスローライフin淡路島

職業:会社員 移住年:2008年 前住所:大阪市 現住所:洲本市

初夏の爽やかな風を感じながら、今回の取材先、洲本市由良地区へ向かいました。淡路島の中心地である洲本市の市街地から南下し、洲本温泉を抜けた先の漁師町、由良は人気漫画「由良COLORS」の舞台でもあります。

「SLOW LIFE AWAJI」と書かれたおしゃれな看板があるお店で出迎えてくれたのは、杉本裕明さん(37才)です。お得意のそば打ちを始める杉本さんをよそに、まずは店内の見学と撮影から・・・。ポリネシア風でしょうか?アジアンテイスト?あちこちに趣のある置物や飾りが置かれ、多国籍であって落ち着きのある店内。楽しそう、と思わず口にしてしまいます。

杉本さんが淡路島に移住したのは2008年のこと。それまでにご両親が淡路島で仕事をしていたことがきっかけでした。けれど、大阪で生まれ育った杉本さんが20歳の頃に目指したのは温暖な淡路島ではなく、ウィンタースポーツの本場、信州でした。もちろん杉本さんもスノーボードを思い切り堪能し、インストラクターとしての指導経験や、大会で優勝するほどの実力を付けました。一方、夏場には、そば屋やホテルで働き、その間に両親が移り住んだ淡路島へはたまに足を運ぶ程度でした。

信州での暮らしが15年になる頃、ご両親が洲本市内の勤務地兼自宅から引っ越すことになりました。ご両親が見つけたのが、現在の由良の海岸に面した土地です。すぐ前に海が臨めるロケーションとはいえ、数年前まで海苔工場だったという物件で、周りは草に覆われあまり魅力的な建物ではなかったようにうかがえます。

ところが、元々メカニックだったというお父さん、そして前向きで体力に自信のある裕明さん。なんと、二人で工場の解体から店舗+住居の再生を手がけてしまったのです。よくよく見ると確かに工場の面影を残す鉄製の柱が数か所にありますが、それをもうまく生かして温かい手作り感がいっぱい。高い天井も海が見える窓も開放感を与えてくれ、人が集うのに最適です。

「親子でケンカもしたけど楽しかった」と爽やかに笑う裕明さん。2年半にわたる父子コラボの集大成「SLOW LIFE AWAJI」がオープンしたのは2011年1月のことでした。
お母さんの家庭料理やおいしいお酒、そして裕明さんが打つ信州そば・・・。1年間やって来たそんなお店ですが、1度閉店し、現在裕明さんは営業の仕事に就き、様々なネットワークを広げながら次の展開を考えています。
夏からは隔週で開店し、そばを提供する予定。

今後、ジェットスキーなど夏のスポーツを安く楽しめる仕掛けを作りたいという杉本さん。みんなが楽しく集える場所「SLOW LIFE AWAJI」と気さくでやさしい彼のもとにたくさんの若者が集まってくるのが目に浮かびます。今後の「SLOW LIFE AWAJI」を要チェックです!

取材日:2012年05月27日

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