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大阪湾を見下ろす洲本城

相談員の小松です。

淡路島・洲本市は城下町としての長い歴史を持っています。
賤ケ岳の七本槍として知られる脇坂安治が本格的に築城した城で、安治が朝鮮出兵した際、朝鮮で築いた城郭の様式を取り入れたと言わる登り石垣が東西二本現存しています。

東の登り石垣の最上部です

この登り石垣、今も形をとどめているのは彦根城と松山城、そして洲本城だけだと言われています。なかでも東西二本の登り石垣があるのは他に例を見ません。

本丸虎口の石段、ここを上ると模擬天守が見えてきます

本丸虎口の石段を登ると、小さな可愛らしい天守が見えてきます。
この天守、昭和3年、昭和天皇のご大典を記念して築かれたわが国最古の鉄筋コンクリート造の模擬天守です。

わが国最古の鉄筋コンクリート造の模擬天守

以前はこの模擬天守に上ることができ、街中を見下ろしたものですが、耐震強度が不足しているため、現在は下から眺めるだけとなっています。
天守の前からの洲本の街並みの眺望は素晴らしく、また洲本港、大浜海岸なども一望のもと見渡すことができます。

城下町として築かれた街並みがよくわかります

なるほど、大阪湾に入ってくる船を見張るには最適の場所に城を築いたんだとよくわかりますね。

淡路島にはほかにも古城の跡がいくつもあり、往時をしのぶことができます。

古事記からの長い歴史を持つ淡路島、いろんな魅力をいっぱい持っているんですよ!

洲本城について詳しくお知りになりたい方にお奨め 「淡路洲本城」城郭談話会編

この記事を書いた人

小松 茂

小松 茂

まだ「田舎暮らし」という言葉もほとんど使われていなかった時代で様々な葛藤を経験。畑仕事だけでなく、採集生活に近いワイルドな暮らしまで経験(笑)。淡路島の変化を「よそ者」の視点でしっかり見てきました。田舎の、そして淡路島の良い点だけでなく洗いざらいアドバイスさせていただきます。

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