淡路島の子育て情報

01出産・産科医療

淡路島で出産される場合、分娩できる医療機関として、県立淡路医療センターがあり、年間約600件の分娩件数と、豊富な実績があります。淡路地域は、10万人あたりの産科医師、助産師の人数は全国平均を上回っています。
また、島外の医療機関も選択肢になります。北部であれば、神戸や明石の医療機関、南部であれば徳島県の医療機関を選択される方もいらっしゃいます。
令和4年4月に、淡路市志筑に民間の助産院が開設されました。産後ケアにも力を入れており、選択肢の一つとなります。

移住相談員のアドバイス

淡路市や南あわじ市は妊婦健診で島外医療機関を受診した場合に交通費助成があります。洲本市では、妊婦中又はこどもが1歳になるまでの期間、タクシー利用料の助成制度があります。

産後のケアは受けられますか。

各市において、産後1年未満のお母さんと赤ちゃんを対象に、病院、助産院等と連携して産後ケア事業を実施しており、お母さんと赤ちゃんの体調に合わせ、助産師等によるケアが受けられます。利用には条件がありますので、お住まいの市へお問い合わせください。


02小児医療

淡路島は、人口に比較して診療所がたくさんあるのが特徴です。中学生まで、市によっては高校生までの医療費が無償です。(所得制限あり)
小児救急医療は、医療機関・消防署と行政機関等が協力して体制を整えています。夜間の小児救急は「小児夜間救急電話センター」(0799-44-3799)に電話いただき、看護師が対応して受診が必要と判断した場合に診察を紹介する体制となっています。日曜・祝日・年末年始は洲本市応急診療所内で小児科医が輪番制で対応しています。診療所で対応できない場合は、県立淡路医療センターが対応しています。


03保育所・幼稚園・認定こども園

島内には、保育所31施設、幼稚園6施設、認定こども園が14施設あります。各市とも全体として定員数は確保されていますが、年齢によっては、一部のエリアで希望の保育所に入るのが難しいケースがあります。
通園バスはありません(私立で導入されている園もあります)ので、自転車や自家用車などで送り迎えをされています。
各市とも3歳児以上の保育料は無償です。

関連情報(子育て(学習)支援センター)

各市では、子育て学習(支援)センターで、小学校までのお子さんとその保護者の方が集う場を設けています。遊びのひろばの開設や子育て相談のほか、季節ごとの行事や講座を実施しています。移住された方が、地域とのつながりを作ることのできる場になっています。

移住相談員のアドバイス

子どもの少ない地区であっても、子どもの数に応じて保育士を配置しているため、年度途中の入所が難しいことがあるので、注意しましょう。

子どもの一時預かりを行っている施設はありますか。

保育所等に在園していない児童を対象にした一時預かりを実施している園があります。条件がありますので、ご利用にあたっては各施設にお問い合わせください。

子どもが病気やけがをした時の保育はありますか。

聖隷こども園夢舞台(淡路市)、洲本市立なのはなこども園(洲本市)、市こども園(南あわじ市)の3カ所で、病気の回復期や、けがで安静にしておかなければいけない子どものため、看護師と保育士が預かる病後児保育を行っています。


04遊び場・おでかけ

淡路島は自然豊かですが、特に身近に海があるのは島ならではの環境です。海水浴場が14箇所あり、夏を中心に子どもの絶好の遊び場になります。遊具のあるような公園も、都会よりも規模が大きいですし、ゆったり遊ぶことができます。
雨の日は、図書館や公民館がおすすめです。島内には10箇所の図書館・図書室があるほか、各地区の公民館では、行事が盛んに行われています。

関連情報(ひょうご子育て応援の店)

兵庫県では県内の各企業・店舗等事業者様の協賛により、18歳未満の子どもがいる子育て世帯を対象とした割引・特典等サービスを行う「ひょうご子育て応援の店」を実施しています。


05小学校・中学校

小学校は公立39校。中学校は公立15校、私立1校です。全ての公立小中学校で給食が実施されています。
都会より人数の少ない淡路島の学校は、豊かな自然環境の中で、少人数ならではの良さを活かした教育が特徴です。学習発表会や体育会などの場で、活躍の場が多くなり、リーダーとなる機会も増えます。学年を超えた交流も多くなるのもメリットです。
また、兵庫県内の公立学校では、小学5年生で4泊5日の自然学校、中学2年生で5日間の職場等の体験活動「トライやる・ウィーク」が行われており、体験学習に力を入れています。

関連情報(放課後)

学童保育(放課後児童クラブ)は、小学校や公民館等で行われています。また、公民館や小学校で、放課後子ども教室が開催されており、小学生が地域の方々からスポーツや工作など様々なことを学ぶことができます。

移住相談員のアドバイス

学童保育(放課後児童クラブ)は、低学年を優先して利用されていますが、各施設の利用状況により定員を超える場合は入所できない場合がありますので、各市に確認した方がよいでしょう。

関連サイト

小学校や中学校は遠くありませんか。

基本的に淡路島の校区は、広範囲です。小学生は、徒歩で登校する児童が大半ですが、学校によってはスクールバスや路線バスを利用して、通学している児童もいます。また、中学生は、自転車通学を認められているため、自転車で通学する生徒が大半になります。校区によっては、スクールバスで通学する生徒もいます。

どのような習い事がありますか。

住む地域によって異なりますが、島内にある習い事の例としては、学習塾、習字、そろばん、英語、プログラミング、スイミングスクール、各種スポーツ、相撲、少林寺、空手、ダンス、ピアノ、バイオリン、太鼓等があります。南あわじ市では、小学生が遊びを通して豊かな心を育めるよう、地域の方々、高校生や大学生、また企業との協力も得て「アフタースクール事業」を実施しています。


06高等学校

島内の高校は県立5校、私立2校(通信制含む)。特別支援学校は県立1校です。県立学校は兵庫県公立学校第1学区(神戸市・芦屋市・淡路3市)が通学範囲です。淡路市は隣接する明石市内の高校も受検可能です。高校入学時に島外へ進学する生徒の割合は、18.4%となっています(R4.3実績)。

関連情報(高校卒業後)

高校卒業後、大学や専門学校に進学する生徒が8割強、就職する生徒が2割弱です。島内の求人倍率は非常に高いですが、島外へ就職・進学する生徒が9割以上となっています。島内の大学は、関西看護医療大学(淡路市)、吉備国際大学農学部(南あわじ市)があります。阪神間や徳島県の大学に通う学生もいます。

高校にはどのように通っているのでしょうか。

自転車通学が多いですが、場所によっては、路線バスや高速バスを利用して通学する生徒もいます。島内のバス利用に関しては、各自治体の助成制度もあります。その他にも保護者等が送迎し、登下校している生徒もいます。また、自治体によっては、島外への通学に対する助成制度もあります。島から高速バス等を利用して明石市や神戸市、阪神間の高校に通うという選択肢もあります。

島外の高校に通うことはできますか。

淡路島は、兵庫県公立高校第1学区が通学範囲で、現在淡路島の校区は、淡路島全体、神戸市、芦屋市の範囲になります。また、淡路市は第3学区隣接市となるため、明石市内にある高校を受験することも可能です。島外の高校を受験する生徒も少なくありません。電車・バス・高速艇を乗り継いで明石の高校や神戸市の高校に通学する生徒もいます。中には、親元をはなれ寮のある私立高校を選択する生徒もいます。幅広く高校選択をすることができます。

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淡路島での子育てリアルトーク

この記事は、2022年10月1日に開催された「オンラインライブ相談会 突撃!!あわじ暮らしさん」の内容を抜粋して書き起こしたものになります。大分県出身で2020年10月に横浜から淡路島に移住した岡本さんに「淡路島での子育て」をテーマにお話いただきました。

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子育てに関するQA

出産・産科医療

出産できる医療機関はありますか。

淡路島で出産される場合、分娩できる医療機関として、県立淡路医療センターがあります。島外へのアクセスもよいので、北部であれば、神戸や明石の医療機関、南部であれば徳島県の医療機関を選択される方もいらっしゃいます。

産後のケアは受けられますか。

各市において、産後1年未満のお母さんと赤ちゃんを対象に、病院、助産院等と連携して産後ケア事業を実施しており、お母さんと赤ちゃんの体調に合わせ、助産師等によるケアが受けられます。利用には条件がありますので、お住まいの市へお問い合わせください。


小児医療

夜間休日の急病に対応してもらえるのでしょうか。

小児救急医療は、医療機関・消防署と行政機関等が協力して体制を整えています。夜間の小児救急は「小児夜間救急電話センター」(0799-44-3799)に電話いただき、看護師が対応して受診が必要と判断した場合に診察を紹介する体制となっています。日曜・祝日・年末年始は洲本市応急診療所内で小児科医が輪番制で対応しています。診療所で対応できない場合は、県立淡路医療センターが対応しています。


保育園・幼稚園・認定こども園

保育所等に入れる空きはありますか。

各市とも全体として定員数は確保されていますが、年齢によっては、一部のエリアで希望の保育所に入るのが難しいケースがあります。子どもの少ない地区であっても、子どもの数に応じて保育士を配置しているため、年度途中の入所が難しいことがあります。

保育所等に通園バスはありますか。

通園バスはありません(私立で導入されている園もあります)ので、自転車や自家用車などで送り迎えをされています。

子どもの一時預かりを行っている施設はありますか。

保育所等に在園していない児童を対象にした一時預かりを実施している園があります。条件がありますので、ご利用にあたっては各施設にお問い合わせください。

子どもが病気やけがをした時の保育はありますか。

聖隷こども園夢舞台(淡路市)、洲本市立なのはなこども園(洲本市)、市こども園(南あわじ市)の3カ所で、病気の回復期や、けがで安静にしておかなければいけない子どものため、看護師と保育士が預かる病後児保育を行っています。


遊び場・お出かけ

雨の日に出かけられるところはありますか。

雨の日は、図書館や公民館がおすすめです。島内には9箇所の図書館・図書室があるほか、各地区の公民館では、行事が盛んに行われています。


小学校・中学校

小学校や中学校の生徒数はどのくらいでしょうか。

小学校の約2/3、中学校の約1/4が1学年1クラスです。少人数ならではの良さを活かした教育が特徴です。

小学校や中学校は遠くありませんか。

基本的に淡路島の校区は、広範囲です。小学生は、徒歩で登校する児童が大半ですが、学校によってはスクールバスや路線バスを利用して、通学している児童もいます。また、中学生は、自転車通学を認められているため、自転車で通学する生徒が大半になります。校区によっては、スクールバスで通学する生徒もいます。

どのような習い事がありますか。

住む地域によって異なりますが、島内にある習い事の例としては、学習塾、習字、そろばん、英語、プログラミング、スイミングスクール、各種スポーツ、相撲、少林寺、空手、ダンス、ピアノ、バイオリン、太鼓等があります。南あわじ市では、小学生が遊びを通して豊かな心を育めるよう、地域の方々、高校生や大学生、また企業との協力も得て「アフタースクール事業」を実施しています。


高等学校

淡路島から進学できる高校はどこですか。

島内の高校は県立5校、私立2校(通信制含む)。特別支援学校は県立1校です。県立学校は兵庫県公立学校第1学区(神戸市・芦屋市・淡路3市)が通学範囲です。淡路市は隣接する明石市内の高校も受検可能です。高校入学時に島外へ進学する生徒の割合は、18.4%となっています(R4.3実績)。

高校にはどのように通っているのでしょうか。

自転車通学が多いですが、場所によっては、路線バスや高速バスを利用して通学する生徒もいます。島内のバス利用に関しては、各自治体の助成制度もあります。その他にも保護者等が送迎し、登下校している生徒もいます。また、自治体によっては、島外への通学に対する助成制度もあります。島から高速バス等を利用して明石市や神戸市、阪神間の高校に通うという選択肢もあります。

島外の高校に通うことはできますか。

淡路島は、兵庫県公立高校第1学区が通学範囲で、現在淡路島の校区は、淡路島全体、神戸市、芦屋市の範囲になります。また、淡路市は第3学区隣接市となるため、明石市内にある高校を受験することも可能です。島外の高校を受験する生徒も少なくありません。電車・バス・高速艇を乗り継いで明石の高校や神戸市の高校に通学する生徒もいます。中には、親元をはなれ寮のある私立高校を選択する生徒もいます。幅広く高校選択をすることができます。


その他

交通途絶となって、島が孤立することはありませんか。

台風等の強風などにより、年に数回、明石海峡大橋や大鳴門橋が通行止めとなることがありますが、過去の例の多くは、数時間から半日で解除されています。
(実績)
明石海峡大橋 R1年:2回 R2年:3回 R3年:2回
大鳴門橋   R1年:2回 R2年:2回 R3年:7回

子育て支援に関するサイト

子育て関連施設のMAPや各市の子育て支援制度を掲載した「淡路島子育てスタートブック」もご覧ください。

淡路島子育てスタートブック

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