相談員ブログ

淡路島で1週間アテンドしてみた

こんにちは、あるいはこんばんは。相談員の田畑です。

移住してから3年が経ち、かなり島の暮らしにも慣れてきました。淡路島はメジャーな観光地でもあり、知人や友人が遊びに来ることも増え、毎年のように誰かをアテンドしています。そんな時に困るのが車が無いと移動できないことです。昨年はオーストラリアから友人夫婦が来てくれたんですが、車が無いので1週間の滞在をほとんど一緒に過ごし、色々な場所に連れて行きました。
友人夫婦は60代なかば。無理の効く年でもないし、アクティブスポットも無理です。果たして、淡路島で1週間も観光できる場所はあったのでしょうか、、、

1日目 島に到着

とある日曜日の午後便で東京から徳島空港に降り立った友人夫婦。やや小さい空港に少し驚いたようですが、無事に荷物を受け取ってマイカーで淡路島へ。その日は我が家で近況報告などをしながら、少し早めに解散しました。移動に疲れていたようです(-_-;)

2日目 近所でなんとか

翌日は朝から雨だったため、午前中は家の中で近況報告の続き。とは言ってもそんなに話題がある訳でもないので、適当な時間にそそくさとイオンへ行って食材をゲット。元コックだった友人の料理を堪能したあとは、南あわじ市の観光地を散策。若人の広場からイングランドの丘へ。別のスーパーに寄りたいというリクエストに応えてマルナカやマイマートにも寄ってみました。

3日目 島を出る

そろそろ考えていたメインイベント、1日中なんとかなる施設「大塚国際美術館」へ。朝から大鳴門橋を渡り、小1時間で美術館に到着。当初の予定では夕方くらいまで粘ろうと思っていたんですが、友人は美術品の情報量が多すぎて気分が悪くなったようで、13時くらいまでしか時間をつぶせませんでした。曰く、「この美術館は数日かけて観るべきだ。こんなの1日じゃ無理、もったいない」だそうです。仕方なく島に戻り、福良Capで食事して早目に帰宅。まだ疲れが残っていたようです。

4日目 何故か井戸の修理

この日は観光地巡りの中休み。我が家のサツマイモ掘りを手伝ってもらう予定だったのですが、庭の井戸が気になる様子。
友人はオーストラリアの中でも砂漠で雨が少ない地域で育ったせいか、井戸掘りは得意なようですぐさま調査開始。足りない部品を書き出しホームセンターへ。部品が揃ったら、ものの1時間程度で修理してしまいした。
6~7mもあった竪樋の交換だったのですが、、、苦も無くやってくれましたm(_ _)m

5日目 文化と自然を満喫

ちょっと観光らしいこともしたかったので、まず淡路人形座へ。たまたま劇団員さんたちが出張中で、人形劇を観ることはできなかったのですが、代わりに舞台裏を案内してくれるツアーがあり、本番も見たことがないのに裏方仕事を満喫しました。友人も興味深かったようで、色々と尋ねていました。
その後は、お隣のうずしおクルーズで鳴門の渦潮を見学に。そこらじゅうで渦が生まれては消え、その中を観潮船がのんびり回遊する姿は、本当に非現実的で楽しめました。

6日目 好物をエサに

友人が日本に住んでいるとき、煎餅が好きだったことを思い出し、この日は朝からたこせんべいの里へ。試食コナーが気に入ったようで、一人で4周してすっかり満腹になっていました。
その後は帰り道にある洲本城に立ち寄りました。煎餅試食後に昼食まで食べてからの城跡散策だったので、いい運動になりました。生憎の雨でしたが、眺めも良く楽しめました。

7日目 仕方なく四国へ

すっかり手詰まりになりました。私自身、淡路島のことをまだまだ知らないんだなぁ、、、と気付かされましたが、それでも友人夫婦は目の前にいます。なので、いざ眉山へ。もう徳島まで足を伸ばすしか知恵がなく、個人的にも行ってみたかった眉山に連れて行きました。そして、これが意外とウケました。ロープウェイで山頂まで上がり、そこから見る景色は素晴らしいの一言。天気も味方して、淡路島まで一望でました。「あの辺がお前の家か?」「あれはこの前行ったとこじゃないのか?」など会話も弾み、結構喜んでくれました。

最終日 自由時間に

やっと最終日。ここまで無い知恵を絞ってアテンドしてきましたが、この日は神戸で外せない仕事があったので、三宮まで一緒にバスで行き、そこで自由時間に。お勧めは改修の終わった姫路城とだけ伝えて、私は仕事へ。夕方に合流した時、どこに行ったのかを聞いたら、姫路城を観光してから三宮をぶらぶらしていたとのこと。姫路城は露店も出ていて、楽しめたようです。

 

この後、淡路島に帰ってから荷物をまとめて翌日一番の便で東京に帰るため徳島空港近くのホテルに送迎して、やっと1週間のアテンドが終わりました。移住してから色々と島のことを知ったつもりでいましたが、60代の外国人に満足してもらうツアーガイドには到底なれませんでした(-_-;)

相談員としてもっと引き出しを増やさなければ、、、と誓った出来事でした。

 

この記事を書いた人

田畑尊靖

田畑尊靖

転勤で福井や東京などで暮した結果、静かな田舎暮らしに憧れて東京脱出を計画。どこでも仕事ができるように中小企業診断士や行政書士の資格を取ってから2021年9月に南あわじ市に移住。今はコンサルタントとして起業し、地域の人たちの「法律と経営の街医者」的な存在として様々な相談を受けている。(https://tbt-asml.com/)

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