こんにちは、あるいはこんばんは。相談員の田畑です。
今年のお正月は大きな事件・災害もなく、天気も穏やかで、1年の始まりに相応しい清々しい日よりでした。
移住してから4回目を迎える私のお正月ですが、はじめて淡路島で過ごしました。なので、もちろん初詣も島内で。
と言うことで、今回は南あわじ市在住の私が、初詣にいった2つの神社をご紹介します。
まずは、計画から
今年のお正月を淡路島で過ごすことになった理由は、元旦から70代の母が遊びに来ていたからで、そうなると遠出や人で込み合う場所は避けたいところ。近場でマニアック(人気薄?)だけどブログに書いても参考になりそうな場所を条件に調べてみました。
淡路島の人気1位は、やはり伊弉諾神宮。ただ、ここは家から車で1時間以上かかるし、何より人が多いらしいので今回はパス。次に目についたのは、おのころ島神社。こちらは家から30分程度だし、元旦以外は人混みになることはなさそう、とのことで、 最初はこちらにお邪魔することにしました。
おのころ島神社
おのころ島神社はサムネイルで使った朱色の大鳥居が有名で、低層住宅と畑の中に建立されているためか、遠くからでも目立ちます。縦21.7m、幅31.2mもあるらしく、誰が言ったのか京都の平安神宮、広島の厳島神社と並んで西日本三大鳥居の一つに数えられているようです(諸説あるらしい…)
今回は1月2日の朝9時頃に到着しましたが、駐車場には車が2台とバイクが1台のみ。混み合うのが嫌で早めに出てきましたが、 拍子抜けするくらい静かな様子でした。本殿への参拝客は私とお袋を除いて4名。お参りも待つことなくスムーズにできました。
今年1年が良い年であることを祈願してから、境内をぐるっと散策しましたが、こちらにも外国人らしき4人組が撮影しながら歩いていただけで、他には誰も居ません。
17年も住んでいた東京での初詣は人混みとの闘いだったので、島でも必要以上に用心し過ぎたのかもしれません。
「羹に懲りて膾を吹く」
なんとなく、こんな言葉を頭に浮かべながら、静かなおのころ島神社をあとにしました。
こちらは縁結びで有名な鶺鴒石。シングルの人は赤色→白色の綱を引いてから祈願すると良縁にめぐまれ、カップルはそれぞれの綱を想いを込めながら引くことで円満になる、、、そうです。もちろん、お袋と行った私は触ってもいませんが。。。
諭鶴羽神社(ゆづるはじんじゃ)
おのころ島神社を出てから約1時間後、次なる目的地の諭鶴羽神社に到着しました。こちらは場所的には我が家からもほど近く、地域の人たちからも噂は聴いていたので、以前から興味がありこの機に行ってみることにしました。が、、、想像以上に過酷(-_-;)
神社は淡路島で最も標高の高い諭鶴羽山の山中にあり、お袋を連れた私たちが神社に行くには車一択なのですが。。。車1台通るのがやっとの山道が大半を占めており、いつ対向車と出くわすのかドキドキしながらゆっくりとカーブを曲がります。ハンドルを握る手と額にうっすらと汗を感じ、1月なのにエアコンを消しながら走行していると、途中2台の軽トラをすれ違いました。
でも、地元の人だったのか、向こうが慣れていて快く道を譲ってくれたので、無事に神社の駐車場までたどり着きました。
到着したのは10時過ぎ。こちらは有名なパワースポットではあるものの、観光客が押し寄せることもないだろうと思っていましたが、駐車場に車が8台ほど停まっています。鳥居の前で記念撮影している家族連れや森の中でお餅?を焼いている人など、辺鄙な場所にもかかわらず、そこそこ人が集まっていました。
早々にお参りを終えて、境内をぶらぶらしながら、お土産のお守りを買っているお袋に尋ねました。
「今から登山しない?」
諭鶴羽山の登山
実は、今回1番行きたかったのがこの登山でした。昨年末までに染みついた運動不足を解消するために、年明けから体を動かそうと考えていたので、登山は打ってつけ。神社から山頂までは約500mくらいで、お袋を連れていても20分もあれば着くはず。
何故か登山に自信満々のお袋を連れて、諭鶴羽古道に向かいました。直接山頂には向かわず最初は展望台と広場へ。展望台から見る景色も素晴らしいと聞いていましたが、本当に凄かった!
冬の澄んだ空気と穏やかで温かい日差しのなかで、森と海、緑と青しか見えない風景はここでしか味わえないものでした。
展望台から見える沼島と紀伊水道(逆光で写りが悪いですが、、、)
山ぼうしの広場にある平和祈念塔
その後、お袋の休憩を挟みながら30分ほどかけて諭鶴羽山山頂へ。ここからの景色も素晴らしかった!
三原平野を一望でき、その先に鳴門海峡や大鳴門橋もくっきり見えます。道中でやや乱れた呼吸もこの景色と森のマイナスイオンですっかり元通りになり、清々しい気分で満たされました。
淡路島の南側、三原平野が一望できます
普段は海の近くに住んでいるため、癒しはもっぱら「波の音」の私ですが、山の自然もいいと改めて感じました。
こんな自然が身近にある淡路島での暮らしを今年も満喫するぞぉ、、、と誓った2025年のお正月でした。