相談員ブログ

淡路島のローカルを楽しもう

 GWの大混雑も終わりほっと一息している今日この頃。正直、子育てと宿の運営をやり始めてから、祝日が嫌いになりました(笑)保育園がお休みで子守をしないといけないし、仕事も大忙し(←とっても有難いことですが😅😅)、そして島が混む!!!せっかくのお休みで子供とどこかお出かけしたいな〜と思っていても行く気が失せるんですよね。なので例年GWは島外に脱出していたのですが、今年は前半後半が分かれていたので、島でゆっくりすることにしました。

 

連休の淡路島、渋滞に巻き込まれないで遊ぶコツ

 まず地元民は連休中、淡路市の北側の人気施設には近づかないようにしてます(笑)西海岸と言われているこの辺りは海沿いに道が一本しか無いのにも関わらず、たくさんの施設が集中しているので、興味本位で行ってしまうと大変なことになります。あと東浦のあたりも要注意!こういうところには、普通の週末に行きましょう!(普通の週末でもまあまあ混んでますが。。。)南あわじ市だと、うずしおのクルーズ船が出ている福良、あわじ島バーガーが食べられるうずの丘、子供に大人気のイングランドの丘とかが混んでます。

 

 反対に大型連休でも比較的空いているのが、洲本の観光スポット。大浜海岸や洲本城を散歩したり、まちなかグルメを満喫したり、洲本温泉でゆっくりもいいですね♨️

 

洲本城がある三熊山は、20分ほど歩けば山頂に到着

 

 昔、洲本の観光施設でバイトしていたことがあるのですが、そこの支配人が「淡路市と南あわじ市にお客が流れていて、洲本に全然お客さんが来ないんよ!」と嘆いていました。確かに洲本には目新しい観光スポットがないってのはありますが、「島に住んでて一番楽しい場所ってどこ?」って聞かれたら、私は洲本中心地って答えますよ。

 

 今年は宿の掃除と子守を分担しながら、比較的空いてそうなスポットに行ってみたので、一例ですが紹介しますね!

 

一人で楽しむ文化的スポット

ei-to(エイト)

 GWの中盤、ぽっかり一日OFFの日が出来たので、一人でゆっくりしてみました。まず向かったのはei-toという、廃校をリノベし未来へ繋がるものづくりが体験できる複合施設。ここで、海外のクリエイターが淡路島に滞在しながら作った作品を期間限定で鑑賞できるという情報をGETしていたので、ワクワクしながら会場に向かうと。。。

 

海で拾ってきたものを組み合わせた作品
藍染めの凧
海を眺めながら眠れる寝室の模型

 

 会場の雰囲気に合う、とても素敵な作品たちが迎えてくれました。海辺で拾ってきたものを組み合わせた作品や蛸が藍染された凧(蛸と凧で同じ発音なのに別の意味なのが面白かったのかな??)、海を眺めながら眠れる寝室とか。。。

 特にキャプションとかなかったので、カタコト英語でフランス人のアーティストさんに凧の作品のことや淡路島について聞いてみると、「藍染に興味があって取り組んでみたかった。凧だから蛸をプリントしてみたんだ〜。あと、この小学校めっちゃいい場所だね。展示できて嬉しい!僕が住んでいるパリには海がないから、海がこんなに近いのすごいよ」って感動してた。

 

 自分の住んでいる島を褒めてもらえるのって嬉しい。

 

海の見える教室

 

 肝心の混雑具合ですが、連休とは思えないくらい空いてました。GWは家族連れが多いので、大人向けのスポットは割と空いているのかなっと感じました。

 

 

土のミュージアムSHIDO

 その後、海沿いをドライブしながら郡家まで行って土のミュージアムSHIDOで開催されている企画展へ。SHIDOは淡路島の土壁メーカー近畿壁材さんが手掛ける五感で土を感じることができる施設

 

 中に入るとガイドさんが施設と作品の説明をめっちゃ丁寧にしてくれました。建材好きなので立派な土壁に大興奮!そしてその素材感にも負けない作品たち。今回は花人と書家の方のコラボ企画展をやっていました。

 

杉 謙太郎さんの花器。この花器自体が「いけばな」とのこと。深い! あと水盤に生えている草は自生したものだとか。自然素材のなせる技。
淡路島在住の書家、南岳杲雲さんの作品
土でできた階段は常設作品の一つ

 

 ここは毎回「土」に関連した企画展をしているとのこと。土を使ったアート体験や、カフェもあるので、家族連れでも楽しめそうな感じ。ミュージアムも比較的空いていて、ゆっくり作品を楽しめたかな。オール左官仕上げの建物は何時間でも居れる心地よさ。夕刻の光と相まって、空間が神がかってたよ!

 

子供とワイワイ楽しむ地元のお祭り

河上神社の春祭り

 この日は私が子守担当。近所の神社で春祭りがあると、知り合いのInstagramで知ったので娘と出かけてみました。地元の行事系は、正直どこで告知がされているのか分からない。(ポスターとかもあまり貼ってないし、たぶん回覧板とか。。?)私は鮎原地区でも比較的新しい団地に住んでいるので、団地の自治会でお神輿とかだんじりを持ってないのでこの手のお誘いは皆無。あまり告知がされていないにも関わらず、会場横の臨時駐車場になっている鮎原小学校の校庭は車でいっぱい!そして境内にも人がいっぱい!

 

太鼓橋を渡って、だんじりが境内に入ってきます!

 

 独特の掛け声で、だんじりを引っ張って動かす。すごい迫力!! 鮎原という場所は、普段あまり人も見かけないし、過疎ってるのかなと思っていたけれど、この日ばかりは人々が大集結していました。伝統が脈々と受け継がれていることにじんわりと感動。お祭り好きな娘もだんじりに釘付けでした!そのあとは、唐揚げ、アイス、金魚すくいなど色々とせびられて散財😂

 

 人は多かったけど、車の渋滞とかはなく、スムーズな行き帰りが出来たのでストレスもなく楽しい一日でした。観光客がいかなさそうな場所で過ごすGW、なかなかに楽しかったな。

 

この記事を書いた人

黒川香苗

1984年岡山生まれ。大学卒業後、大阪の建材メーカーでデザイン開発を担当。退職後、夢だったゲストハウス開業に向け、生きた英語を学ぶため単身カナダへ。帰国後、開業に向けての準備をするうち、ひょんなことがきっかけで南あわじ市地域おこし協力隊に。卒隊後は淡路島に定住し、ADDress淡路島の大家兼フリーのデザイナーとして活動中。

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