相談員ブログ

地域づくり・まちづくり ~移住者の奮闘記~

こんにちは、あるいはこんばんわ。相談員の田畑です。

最近、職業柄か住んでいる地域の特性なのか「地域づくり」「まちづくり」の話に触れる機会が増えています。
移住者の立場からしても、自身が住んで活動している場所がより快適で、より便利で、より良い「まち」になれば嬉しい限りですが、そのためには誰かが中心となって動いて変えていかなければならない訳です。そして最近気が付いたのは、どうやら地域づくりの動き始めの役割を担うのは「今」に不満を持つ若者か「他を知っている」移住者が適任のようです。

と言うことで、今回は私なりの「地域づくり」との関わりについて書いていきます。(う~ん、盛り上がらないかも、、、)

 

地域づくり・まちづくりって何?

まず「地域づくり」とは、住民が主体となって地域課題を解決し、安心して暮らせる地域社会を構築するための活動や取り組みを指します。
また「まちづくり」とは、地域社会や住民が主体となって、その地域の生活環境をより良くするために計画・実行する総合的な活動やプロセスのことです。(CopilotによるAIにより生成)
内容はほぼ同じことをなのですが、ポイントは「地域住民が主体になること」と「生活をより良くするため」に取組むことのようです。
つまり、行政や他の誰かに任せるのではなく、そこに住む人たちがそこの地域を良くするために頑張る、、、と言った内容で、ごく当たり前のことなのです。

でも、この当たり前ができていないし、やれない。。。

恐らく、今日明日やらなくてはいけない「切羽詰まった問題」でもなく、一人でなんとかなる「簡単な問題」でもなく、やりだせば何十年もかかる「面倒でややこしい問題」だから後回しにされてきたのが当たり前なのにできない理由だと思います。

そして、ここからは私の地域づくりとの関りについて紹介していきます。

活動その1 地域づくり協議会を再編する

今年の3月に声をかけられ、私が住んでいる地区にある「地域づくり協議会」なる組織を再編するにあたって諸々の検討を進める会議の議長を仰せつかりました。この「地域づくり協議会」の規約では、①魅力ある住みよい地域づくりを推進するため、②さまざまな課題の解決にむけた取組を図ることを目的に、③地域における話し合いの場を設けた、、、となっており、この地域でイベントなどをやりたい人が相談する場所って感じでしょうか。

この組織も発足から9年経ち、メンバーが入れ替わるのを機により機能的で実践的な組織に変えるべき、との声が若手(むしろ中年?)から上がりました。そこで、過去の経緯ややり取りに関係ない私が普段仕事でそれっぽいことをやっていることもあり、白羽の矢が立ったようです。

具体的にやったことは、2週に1回の割合で関係者約15名ほどに集まっていただき、この地区の10年後の姿やそこに向けた課題などを思い思いに意見交換し、それをまとめて文字にしたり、絵にしたり、上位組織に説明したり、、、そんなことをやってました。期間は3ヶ月ほどでそれなりに満足のいく進行と結果を出せたと自負しています。

そして、この組織再編の段取りをほぼやり終えて気が付きました。

「これってサラリーマンのときにやってたことと似てない?」

プロジェクトのテーマが上司から降ってきて、関係者を集めて議論を重ね、資料を作り、結果を上司に報告する、、、ほぼ同じ(T_T)
まぁ、だからこそ上手くできたのかなぁ。。。

こちら、会議資料の一部です。10年後の姿を議論するために、現状と未来予測を説明しましたが、結構深刻です

 

活動その2 エリアマネジメントに参加する?

「エリアマネジメント」って言葉、、、聞いたことありますか?

恥ずかしながら、私はこの活動に声を掛けていただくまで知らなかったのですが、20年以上前から色々と取組みがあったようです。
平成20年の国土交通省が開示したマニュアルによると、エリアマネジメントとは「地域における良好な環境や地域の価値を維持・向上させるための、住民・事業主・地権者等による主体的な取り組み」だそうで、こちらも地域づくり・まちづくりと意味合いはほとんど同じ。

淡路島の属する兵庫県が今年度から「空き家再生からはじめるエリアマネジメント推進プログラム(兵庫県ホームページへの外部リンク)」を実施しているところに、今住んでいる地域の空き家対策を担当している私にも「このプログラムに参加してみては、、、」という声があり、手始めにシンポジウムに参加してきました。

シンポジウムの内容を語るのは控えるとして、3時間という比較的長い時間のシンポジウムでしたが、具体的な話が多かったからか、最後まで飽きずに興味深く耳を傾けることができました。

これから、より実践的な知識を身に付けるためのプログラムが開催されますが、結構ハードな内容だし、どうしたものかと。

やや、日和ってます(-_-;)

 

活動その3 淡路島まるやまFESTIVALに登壇します

最後は、これからの予定で告知も兼ねて。

ご縁が合って、「淡路島まるやまFESTIVAL(Instagramへの外部リンク)」のトークセッションに登壇することになりました。
私が出るのは2日目(9月28日)の午後でテーマは、

「一次産業が、まちの中心になる – 地域をつなぐ新しい視点」

要は、水産業や農業をまちづくりにどう活かすのか、、、ってことを聞かれるらしいです。
話す内容はこれから考えますが、やはりここまで書いてきた「地域づくり」や「まちづくり」に一次産業の特徴を組み込んで持論を展開することになりそうです。

姓が「田畑」で名が「たがやす(正確には、たかやす)」、、、いかにも農業に強そうな名前ですが、家庭菜園レベルの私が農業など一次産業の魅力を語るのはおこがましいので、自分らしく法律や経営の観点から地域づくりと一次産業の組み合わせの妙を探っていきたいと思います。

「まるやま」は昨年2月に水族館イベントを開催した場所で、黒川相談員がその模様をブログに書いてくれています。
今回は、そのイベントの第二弾。海も山も近くて自然豊かな癒しスポットでもあるので、良かったら遊びに来てください。

 

最後に、、、

シンポジウムに参加した8月30日は、地元の花火大会が開催された日でもありました。
本来であれば、花火大会の様子とボランティアについてレポートしようと準備していたのですが、、、

今回は5分ほど花火を観ることができたのと、夜中まで続いた後片付けだけ、、、お手伝いしました(◎_◎;)

 

 

この記事を書いた人

田畑尊靖

転勤で福井や東京などで暮した結果、静かな田舎暮らしに憧れて東京脱出を計画。どこでも仕事ができるように中小企業診断士や行政書士の資格を取ってから2021年9月に南あわじ市に移住。今はコンサルタントとして起業し、地域の人たちの「法律と経営の街医者」的な存在として様々な相談を受けている。(https://tbt-asml.com/)

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