みなさんこんにちは、藤田祥子です。大雨があちこちで続いていて、「あ、この近くに住んでいた人がいたなぁ……大丈夫かな……」と、みなさんの無事を祈るばかりです。
雨や曇が多い今日このごろ、梅雨ならではの気候ですね。淡路島も天気予報がコロコロとかわるので、なかなか予想ができない日が続いています。
しばらくするとこの梅雨も次の季節へバトンをわたし、景色はめぐりめぐって夏の真ん中へいくのでしょう。
淡路島で暮らしていると、食べ物でその季節を感じることが多いような気がします。最近「いよいよ夏だなぁ」と感じさせてくれたのはブルーベリー。こちらは、南あわじの堤さんが育ててくださっている、ブルーベリーです!
カフェではヴィクトリアケーキといって、ジャムサンドのケーキに仕上げています。
続いてこちらは、甘夏。甘夏は4月末頃から出回り始めて、もうそろそろお別れの季節。毎年、パフェを作るのですが、何個も何個もむいてむいて……笑。
いくつつくっても最後の方は「また来年ね……!」なんて気持ちでお見送りします笑。
つづいて、みんな大好きな桃!こちらは洲本の鮎原で、ツギキ×森果樹園さんが育てている桃!まだ試験中の木からできた桃で、小桃サイズ。とってもかわいい!!
こちらはたっくさんコンポートにして、ドリンクやタルトにつくっています。ですが桃の季節は一瞬。毎年人気なのですが、1・2週間で旬が終わってしまうのです。その残像にひかれて「桃のおやつありますか~」なんて、秋ごろまで聞いてくださったりするので、桃パワー恐るべしです笑。
シズル感たっぷりのたまご。一年中手に入るのですが、実はたまごは鶏の体調や食べたもので味が変わるってご存知でしたか?
こちらは島ノ環ファームさんのたまご。島ノ環さんは、有機栽培で育てたお野菜の端っこや人間は食べないところを餌にして鶏を育てられています。なのでそのときによって、あじわいが異なるのだそうです。
ということは、夏の卵、冬の卵、なんて味が変わっていくのかな?とか考えるとすごくおもしろいですよね~!!
季節をなぞるように、果物や野菜たちに会えるのはとても楽しいのですが、つくっている人たちからお話を聞くのも楽しいのです。
淡路島に暮らすようになって、農家さんや漁師さん、養鶏家さんや酪農家さんなど、一線で活躍されている方とお友達になることが増えました。
みんなそれぞれに、自分の大切にしたいことがあって、それを形にされています。そんな素敵なみなさんが生み出すものを、季節をなぞるように味わうことができるのは、ほんとうにぜいたくだなぁと思います。
さぁ、いよいよ夏も本番!
今年はどんな夏に出会えるかな。毎年めぐってくる季節も、その瞬間瞬間が愛しくて、大切にしたくなります。
みなさんは、どんな夏を過ごす予定ですか?どうか、素敵な夏をお過ごしくださいね。私も楽しい夏にしたいと思います。