移住者ブログ

地域で仕事を創るとは

こんにちは!土中 杏美(どなか あみ)です。

前回のブログでは6月の思い出と共に、室内外で遊べる場所をご紹介しました。
今回は、地域で仕事を創るとは?というテーマで書いてみようと思います。

“地域での仕事”のイメージ

私は淡路島へ移住してからつい最近まで、「地域で仕事をするのはめんどくさい」という思い込みがありました。
これは私の経験からくる思い込みだったので、そのあたりの話からしてみます。

私は淡路島の前に住んでいた島根県で、地域おこし協力隊としてがっつりと【THE 地域の仕事】をしていました。
過疎集落の活性化として、さまざまな事業を試みた3年間。
そして、その合間に自分の個人事業の準備(ヨガレッスン、古民家の宿)も進めていました。

3年間で、いいことも嫌なことも、楽しいことも大変なことも、たくさんの経験をさせてもらって「濃ゆい人生経験ができてよかったな~」と感じた一方で…もう一度同じ経験をしたいか?と問われると「もうしたくない」というのが正直な気持ちでした。

そんな気持ちもあって、淡路島移住の際には「地域で仕事を創る」という選択肢を除外して、オンラインでの仕事創りに注力してきました。

イメージを変えてくれた夫の仕事

そんな私が、最近は「地域で何かしたい」という気持ちをムクムクとさせています。
そのきっかけになってくれたのが、夫でした。

夫は淡路島移住後、web制作を学び、店舗等のHPを作らせてもらっています。
その仕事を始めることになった時、馴染みのお店や知り合いに「HP作りませんか?」と声を掛け始めて、身近なところで仕事を創っていました。
私も、何の気なしに知り合いに夫の仕事を話した際に「HPを作り直したいと思ってたから相談したい」と言われたりして、”自然と仕事が生まれていく”ということを体験しました。
それは、私が島根にいたときに体験してきたこととは、まるっきり違う流れだったのです。

「地域で豊かな循環を生んでいる人は、こんな風にして仕事を創ってるのかー」と、私の「めんどくさい」という思い込みを崩してくれました。

家で仕事中の夫

私の挑戦

夫の姿を見て、私が「地域での仕事=めんどくさい」と思い込んだ理由も少しずつ分かってきました。
端的に言うと私は、求められていないことを仕事にしようとしていたのです。

【過疎集落の活性化】は、やるべきこと・やると善いことと思われてはいますが、実際にそこに住むおじいちゃんおばあちゃん達は、問題意識はあるけれど、そこまで本気で求めてはいなかったし、個人事業で行っていた【ヨガレッスン】も、当時住んでいた地域ではあまり求められていないことでした。(宿に関しては求められる事業でしたが、コロナ禍突入で出来なくなってしまった…という背景がありました。)

シンプルに、【ビジネスにおける基本:求めている人に求めているものを提供する】をすれば、地域での仕事創りも、オンラインでの仕事創りも、同じなんだなぁという感覚になれました。

そんな私の今の挑戦は、淡路島で心のケアや心の学びを広めることです。
【心】というざっくりな表現だと、これまたあまり求められないことになってしまうので、「どんな方のどんなお悩みを解決出来るかな?」と、私の出来ることを探し中です。

最初に思い付いたのは、子育て中のママたちだったので、支援センターや子育て関連施設にご挨拶に回りながら、「私に出来ることありませんか?」と相談中…。
夫のようにトントントンとはいかなさそうですが、「私は心の専門家です。カウンセラーです。」ということを、会う人会う人に伝えていきながら、”自然と仕事が生まれていく”をしていきたいと思っています。

チラシを作って渡してきました!

さて、私の挑戦はどうなるでしょうか…!
また動きがあったらブログでもご紹介させてください。

《お読みいただき、ありがとうございました。
 次回は、この夏の思い出について書かせていただきます。》

この記事を書いた人

土中杏美

1990年生まれ。実家は東京。大学卒業後、OLを経て東京脱出。1ヶ月間、カウアイ島でヨガとアーユルヴェーダを学び、帰国後は、海の近くで暮らす夢を叶えるために島根県隠岐の島町へ移住。3年間、地域おこし協力隊として「関係人口創出」のためにあれやこれやと奔走しながら、副業でヨガレッスンと民泊営業を行う。退任後、コロナ禍突入で事業撤退、そして結婚。夫とふたりで"自分たちらしい暮らし"を求めて淡路島へ移住。移住後すぐに娘が生まれ、家族3人海のそばの賃貸一軒家で暮らし中。

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