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【年末年始に向けて】淡路島からの帰省・旅行・出張は?公共交通の使い勝手

こんにちは。東京から淡路島に移住して4年目になる小林です。

早いもので今年も残すところあと2か月とちょっと。年末年始の予定を立て始めている方も多いのではないでしょうか?

淡路島での暮らしはとても気に入っていますが、やはり多少の不便さがある島暮らし。交通の便について気になる方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は、年末年始に向けて、淡路島から各地への移動、特に公共交通機関の利便性について、私の体験談を交えながらご紹介したいと思います。

高速バスを利用して島外へ

まずは、島内から島外への移動。

淡路島からの移動で利用頻度が高いのが神戸方面への高速バスです。

じつは多い?4社が共同運航する淡路島の高速バス

本四海峡バス、神姫バス、西日本JRバス、淡路交交通の4社が共同で高速バスを運行しており、高速バスは比較的本数は多い印象です。

特に通勤時間帯は30分に1本ほど運行している時間帯もあります。

個人的には、可能な限り混雑する時間帯(7~8時)を避けて乗車するようにしていますね。

そうすることで、荷物が多くても落ち着いて移動できます。

神戸三宮の神姫バス停留所

洲本市内から神戸三宮までは約1時間の所要時間。

そこからJRや阪急、阪神電車に乗り換えれば、大阪方面やその他の関西主要都市へもアクセスできます。

移動自体はスムーズなので、日帰り出張や買い物、イベント参加なども可能です

高速バス停留所まで

私が住んでいるのは洲本市内の里山なので、まずは自家用車を使って高速バスの駐車場(洲本IC)まで向かいます。

洲本ICは1日最大300円で車を停められるので、3~4日の出張でもそこまでの負担になりません。

洲本近辺では、高速バスの乗り場に併設している無料駐車場(緑パーキング)もあるので、そちらを使うのもありですね。

便利なアプリ「busmo」

高速バスの検索には、淡路島の公共交通時刻表検索サービス「busmo(バスモ)」というアプリが役に立ちます。

淡路島を通過する複数のバス会社の時刻表を統合した検索ができるので、高速バスの利用計画が立てやすくなりました。

淡路島から東京へ!飛行機?新幹線?

移住前に7年ほど過ごした東京へ行く機会は、仕事での出張や友人との再会など、現在でも年に2〜3回はあります。

主な交通手段は高速バス+飛行機か新幹線。

飛行機の場合

神戸三宮まで高速バスで移動後は、三宮から神戸空港行へのポートライナー(所要時間30分弱)を使い、移動します。

神戸空港から羽田空港へのフライトは直行便が多数あるので便利です。

羽田空港にあるラウンジでは快適に仕事ができるので、待ち時間もそんなに嫌いではありません

私は主にSKYMARKをよく利用していますが、価格も手頃で、フライトの時間帯も選べるので、重宝しています。

新幹線の場合

先日は家族で東京旅行に行き、新幹線の旅を満喫

新幹線を利用する際は、高速舞子(JR舞子駅)まで高速バスで移動し、そこから2駅隣の西明石駅まで電車で移動。

西明石駅から東海道新幹線に乗車します。飛行機に比べて多少時間はかかりますが、乗り換えがスムーズで、新幹線の移動中に仕事ができるのがメリットですね。

どちらを選ぶかは、時間と予算、そして何を優先するかによって変わります。

コスパを優先するなら飛行機、移動時間も有効活用したり、早朝・夜出発なら新幹線といった使い分けをしています。

東京以外のアクセスは?実家・新潟への経路

私の実家は新潟県新潟市。淡路島からは少し距離があるため、しばらく「どうやって行こうか…」とあれこれ検証しました。

約9時間!運転が苦にならない人は車移動も可能

自家用車での移動は、長距離運転を伴うのでやはり疲れますし、時間もかなりかかります。

淡路島から新潟県に向かう出発日は京都〜滋賀を抜け、日本海側に沿って北上するルートへ。

福井県あたりのサービスエリアで休憩。久々に見た日本海は瀬戸内海に比べて波が高い!

途中富山にいる知人のところで夕食をともにする楽しみを設けつつ1泊し、翌日の昼頃に到着しました。

一度試してみましたが、なかなか疲れました……

(運転が苦にならない人もいらっしゃると思いますが、個人的には休憩を挟みながらの9時間の運転は堪えました)

伊丹空港から飛行機

続いての選択肢は飛行機。

いろいろと検証していた移住2〜3年目の頃は、最寄りの神戸空港から新潟空港への直行便がなく、伊丹空港からの国内線を利用しました。

自家用車で伊丹空港まで1.5時間ほどかけて向かい、有料駐車場を利用。

画像:駐車場 | アクセス | 大阪国際空港(伊丹空港)

帰省の際に利用した2泊3日では、多客期とはいえ駐車場代が6,100円相当に。ちょっと手痛いかも。笑

航空会社もJALまたはANAしかないため、快適なフライトではあるものの、コスパは高くありません。

神戸発着で利便性向上!トキエア!

トキエアは小型のプロペラ機

最近では、新潟を拠点とする航空会社「トキエア」が就航し、移動の選択肢が広がりました。

神戸空港から新潟空港へ1日1便でています。

平日は比較的安価な運賃設定なので、私は「金曜日に淡路島を出発し、月曜日に戻る」という週末旅行ならぬ「平日を絡めた長期滞在」で利用することが多いです。

伊丹空港からの移動に比べると格段に楽になり、実家への帰省がより身近になりました。

ラストワンマイルの課題

高速バスの活用としての「新幹線発着駅のアクセス」「神戸空港へのアクセス」は、明石海峡大橋でつながっている淡路島だけにそれなりに充実していると言えるのではないでしょうか。

とはいえ、完全に公共交通に頼るのが難しい側面もあります。

淡路島はやはり車社会。

島内の移動は自家用車が基本です。往路・復路の末端の公共交通には、この「ラストワンマイル」問題がついて回ります。

ラストワンマイル問題とはーー
公共交通機関を降りてから最終目的地までの移動手段をどうするかという課題。

例えば、バス停から自宅までが遠い場合、そこをどう移動するかが「ラストワンマイル」となります。
淡路島では車社会なので、この部分をどう補うかが重要になります

どの地域でも共通の課題ではありますが、将来的には、こうした最終的な交通網が、自動運転技術や新たなモビリティの登場、または仕組み(UberやGoなどのタクシー配車アプリの利用拡大や充実など)によって解消できると嬉しいなと思います。

まとめ:不便さの中に見つける利便性

いかがでしょうか?

島暮らしとはいえ、明石海峡大橋によって本土がつながる淡路島だけに、高速バスが活用できる点が、やはり大きいと感じます。

 

頻繁に島外への出張がある場合は、淡路島内の中でも高速バス停留所へのアクセスを考えた移住先エリアの選定という観点も、1つのチェックポイントになるかもしれませんね。

 

年末年始、淡路島から各地へ出かける皆さんの参考になれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事を書いた人

小林力

1991年新潟県新潟市生まれ。大学卒業後、都内のIT企業で7年間勤務。システムエンジニアとしてシステム開発や導入支援に携わりました。 都内で出会った妻との結婚後、子どもの誕生を機に移住を決意。あわじ暮らし総合窓口にお世話になり、2021年4月に淡路島へ移住。 地域おこし協力隊を経て、現在は里山暮らしをしながらフリーライターや地域づくり活動を行っています。

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