数日前まで本当に秋なのかな?というくらいポカポカの日が続いていましたが、11月中旬を過ぎたあたりから一気に寒くなってきた淡路島。皆様はお元気でお過ごしでしょうか?(私はちょっと風邪気味です😭)
秋の淡路島は毎週末イベントが盛り沢山で子供とのお出かけのネタに困らないので最高です!しかも淡路島では毎年、食のリレーイベントと称し、島内のイベントで淡路島食材の振る舞いも行われているので、食いしん坊にはたまらない訳です(笑)今回は福良(淡路島の南の方にある漁師町)で開催されるうずロックという空き家を活用したイベントで「しらす丼&てっさ」と「淡路手延素麺」の無料振る舞いがあるとの情報をゲットしたので、素麺大好きな娘とお出かけしてきたので、福良のまちの考察と、イベントのレポートをしようと思います!
空き家率が極めて高い?福良のまち
うずロックのHPには以下のような説明がありました。
このたび私たちは、兵庫県の中でも空き家率が極めて高い南あわじ市福良地区において、空き家問題に取り組む仲間たちと一緒に空き家を利用したイベントを開催し、みなさんに空き家問題を考えるきっかけとしていただきたいとの思いで、この「うずロック2024inふくら」を開催することにいたしました。(うずロックのHPより抜粋)
確かに、南あわじの空き家バンクを見ると福良の物件は割とたくさん登録されています。私は淡路島に来てはじめて住んだのがこの福良のまちで、歩いて行ける距離に地元向けの居酒屋やスーパーがあったり、港の方には観光客向けのおしゃれなお店もあったので、割と便利で気に入っていました。(その後、他のまちでいい物件が見つかったので引っ越したのですが。)だけど、もともと福良のまちなかに住んでいた人たちは、港町で車が侵入しずらいからか、はたまた南海トラフを懸念してなのか、近くにある高台の団地に新しく家を建てて住んでいる人が多い模様。そして、福良のまちなかにある家はたまに使うから売りたくないとかで、結果、空き家になる家が増えているのかなと思います。
それでも空き家バンクに登録する家が増えていたりとか、このようなイベントを開催するということは、住民の方の意識も少しずつ変わってきているのかな? 現に私が福良に住んでいた6年前には福良の商店街の方には、いまどきなお店など皆無でしたが、今は移住者やUターンの方のお店がオープンしたりして、少しづつですが古い商店街の中に新しい風が吹いてきています。
積み重ねてきた歴史を大切に
福良についての想いが強くて前置きが長くなってしまったので、そろそろイベントレポートに移りますね! まずはやっぱりお目当ての振る舞いをということで、しらす丼の振る舞いコーナーに向かいま〜す!
福良といえば、「3年とらふぐ」が有名かなと思いますが、しらすやちりめんの生産も盛んです。海沿いの道脇に天日干しされた沢山のしらすが並ぶ、「ちりめんロード」と呼ばれる景観が福良湾沿いに広がる姿は圧巻ですよ。移住したてのころ、「これは何なんだろう?」と不思議そうに見ていたら「食べてみるかあ〜?」とお誘いいただき、試食させてもらったのをふと思い出しました。福良の人は喋り方怖いけど、いい人が多かったな(笑)
振る舞い巡りは続き、次は淡路手延素麺の振る舞いをやっている、元園芸店の空き家へ。ここでは昔の福良の懐かしい写真を見ながら「にゅうめん」を食べました。学生さんと地元のマダムがウクレレライブをやっていたりしてほっこりする空間。懐かしの写真を見に地元の方も来られていて、「これは何々さんとこの息子やな!」などど昔話に花を咲かせていました。
お次は、イベントチラシを見て気になっていた「ミニライブin銭湯」へ。この銭湯は福良に住み始めてすぐからずっと気になっていた廃業した銭湯の中に入れるとあってワクワク。(無類のレトロ銭湯好きな私)
銭湯好きな私は思わず、「この物件を購入か賃貸で借りることは出来るのですか?」とスタッフの方に聞いてみましたが、「奥に元店主のおばあちゃんが今も住んでいるから難しいですね。」とのこと。すごく味のある場所なので、何かに活用できたらと僕も思うのですがと残念そうでした。昔は職住一致でお商売していた方も多かったので、空き物件活用も一筋縄ではいかない模様。
他にも商店街の中の空き家で、「空き家相談会」や「左官・板金体験」などの催しが開かれており、空き地ではうずロックの名の如く音楽バンドのライブもあったりで一日中楽しめるイベントでした。「空き家相談会」のブースには南あわじ市役所の方や知り合いの不動産屋さんが立たれていたのでお話伺っていると、地元の方もポツポツと相談に来られていました。やはり、イベントベースでも空き家を開いていくことで、空き家活用のリテラシーが上がっていくのかなと感じた一コマ。
新旧入り混じる、魅力的なまちに
私は、〇〇アイランドみたいな埋立地とか、タワマンとか全然好きじゃなくて、昔からある古いまちが大好きです。なぜかというと、そこで生きてきた人の息遣いみたいなものを感じることができるから。その歴史はお金を出してすぐに作れるものではないですよね。だから必要なくなったからって簡単に壊して新しい建物やまちを作るのではなく、どうにか活かせないかといつも考えています。(なので空き家をリノベして、貸家、シェアハウス、民泊にする事業を個人的にやっています。)
福良は本当に味のある街並みが残っているエリアなので、若い人が入ってきて新しいお店を初めてくれてるのを見るととても嬉しい気持ちになります。福良は若い人を応援する雰囲気が街全体でありますし、観光地としても人気のエリアなので、淡路島で何かしたいという人にはぴったりなのかなと個人的には思います。この記事を読んでなんかピンときた人はぜひ、福良の観光エリアはもちろん、商店街エリアにも足を伸ばしてもらえたらなと思います。もちろん、移住や起業のご相談にも乗りますので、気軽にお問い合わせください。
最後に私の福良の推し「吉田精肉店のコロッケ」載せときますね。
こういう古くからのお店があるのもいいですよね。