相談員ブログ

トレイルラン@淡路島の魅力を語る会

淡路島でトレイルラン!?

 とある日、移住相談員仲間の山下さんから突然連絡がありました。

 

 淡路島で開催されたトレイルラン(※1)の大会に参加したら最高すぎたんよ。来年はもっと盛り上げていきたいから、どうにかPRできないか?

 

 とのこと。先日の移住イベントで一緒にブースにいた時も、暇な時はずーと、ずっと(笑)トレランの魅力について語っていた山下さん。そうとうハマっているんだなあと思っていたけど、そこまでハマっているとはっ! まあ、トレランには前々からちょっと興味もあったし、「じゃあ、お茶しながらゆっくりお話聞きますよ!」とお答えし、じっくりお話聞いてきたので、今回はその内容をシェアしたいと思います。

 

 (※1)トレイルラン:林道や登山道などの未舗装の道を走るアウトドアスポーツ。

 

 淡路島で開催されたトレイルラン大会の概要

大会名 Island Trail AWAJI-The Legend of KUNIUMI-(ITA)
開催日 2024年11月9日(土)、10日(日)
大会会場/受付会場 ▪️前日受付・フィニッシュ会場
大浜海浜公園(〒656-0022 兵庫県洲本市海岸通1丁目2)

▪️ 当日受付・スタート会場
阿万海岸海水浴場(〒656-0545 兵庫県南あわじ市阿万西町7)

開催場所 南あわじ市阿万海岸海水浴場をスタートし洲本市大浜海浜公園をフィニッシュとする諭鶴羽山地を縦走するトレイル
競技種目 43km
コースMAP(大会HPより)

 

 ーこの大会(Island Trail AWAJI)がめっちゃよかったってずっと言っていますけど、具体的にどこがよかったんですか?

 いやまず、トレラン好きにとって、自分の住んでいる島に300人ものトレイルランナーが来てくれたことに感動したよね。あと、参加者たちが言っていたのは、淡路島は観光地だから、大会ついでに観光も楽しめるのがいい。たいていの大会は開催場所と観光スポットが離れているから、帰り道にわざわざ立ち寄る必要がある。トレランは女性の選手も多いから、帰りに淡路島のおしゃれなカフェとか寄れるのはポイント高いでしょ! あと、トレイルランナーはめっちゃ飯食うから、淡路島には美味しいものもいっぱいあるし! みんな大会後に淡路牛の焼肉とか食べて帰っていたよ。

 

Island Trail AWAJIに参加した仲間と(写真:山下さん提供)

 

 ーあー、確かに。スポーツってしんどいけど、なんかご褒美あると頑張れますよね。あと、淡路島ならではというか、差別化ポイントとかあれば知りたいです。

 それは、途中で海が見えることかな。僕は四国や、岡山、京都、長野、兵庫県だと養父市の大会に出たことがあるけど、ほとんどのコースは山の中を走る感じだから、淡路島のコースのこう、ぱーと開けた感じは走っていて気持ちいいよね!

 

海を望むコース(写真:大会HPより)

 

 ー同じ島なら、奄美大島とかでもトレイルランの大会やっていた気がするんですけど、そこでも海見えそうですけどね。

 まあ確かに、海は見えそうだけど💦 淡路島は奄美大島よりアクセスがいいから、そこも売りになるよね。関西圏からのアクセスがいいからたくさんの人に来てもらえる可能性がある。

 

 ーそりゃそうですね。トレイルランのために奄美まで行くのは大変です💦 ロケーションやアクセスの良さ、魅力的な観光地、美味しいごはん、トレイルランナーにとって魅力的な要素が詰まっているんですね! 山下さんが激推しする理由がだんだん分かってきました。

 

トレイルランにハマったきっかけ

 ーところで、トレイルランを始めるきっかけって何だったんですか?

 2年前くらいかなあ。以前から山登りが好きで、出張先で山を見つけては登っていた。でも仕事の合間に登るからまとまった時間が取れなくて。。。急いで登っていたらいつの間にか走って登るようになった(笑)そこから、同じ時間で遠くまで行けて、たくさんの景色が見えるのが嬉しくて、登山だけじゃなくトレランも本格的にするようになった。だから、出張行く時は大体トレラングッズを持参しているんです。トレイルランナーの目標としてよく100マイル(160km)レースに出ることってのがあるんだけど、今はそれを目指して練習しています。来年開催されるM t.FUJI100っていうレースに当選したので、今はその完走を目指して練習中です。

 

山下さんの山歩きグッズ(写真:山下さん提供)

 

淡路島でおすすめのトレランコース⛰️

 ー私も淡路島でトレランやってみたいんですけど、おすすめのコースってありますか?

 諭鶴羽山と先山かな。諭鶴羽山は諭鶴羽山ダムにある登山口から諭鶴羽神社まで行って帰ってくるコースで、先山は下内膳あたりにある登山口から千光寺まで行って帰ってくるコースです。

 

山下さんのいつもの練習コース@諭鶴羽山(写真:山下さん提供)

 

 山下さんおすすめのトレランコース🏃🏃

 諭鶴羽山コース(https://yamap.com/activities/36126048

 先山コース(https://yamap.com/activities/36004332

 

 ー諭鶴羽山と先山はハイキングでは行ったことありますけど、走ってみるとまた違った景色が楽しめそう!! 島にいたら車移動ばかりで運動不足にもなるし、日常的な運動の選択肢としてトレランの認知度が島民にも広まっていけば、来年のIsland Trail AWAJIもますます盛り上がりそうですね! (FIN)

 

コースの大半は山道なので交通整理のコストも少なそう(写真:大会HPより)

 

 今回はトレランの魅力について山下さんにお伺いしてきました。こういったスポーツは一人でも気軽に始められるし、運動不足の解消にもピッタリだなと感じました。今回、Island Trail AWAJIには、淡路島のトレラン人口が少ないせいか、島内からの参加者は多くなかったそうです。もっと島民間でもトレランの認知度が上がり競技人口が増えれば、コースや休憩所の整備、トレランに関する各種産業の発展も期待できると思います。淡路島は今不動産バブルで大型施設の建設ラッシュが起こっています。楽しい場所が増えるのは嬉しい反面、安易に新しい建物を建ててしまうと淡路島が持っている美しい景観が損なわれていきます。その中で、自然を生かした観光という点でも過度な開発をぜずとも行えるトレイルランには「新しいスポーツ観光」の可能性があるなと個人的に感じました。

 

 とりあえず、重い腰を上げて山歩きから始めないとなあ😅

 

 

この記事を書いた人

黒川香苗

1984年岡山生まれ。大学卒業後、大阪の建材メーカーでデザイン開発を担当。退職後、夢だったゲストハウス開業に向け、生きた英語を学ぶため単身カナダへ。帰国後、開業に向けての準備をするうち、ひょんなことがきっかけで南あわじ市地域おこし協力隊に。卒隊後は淡路島に定住し、ADDress淡路島の大家兼フリーのデザイナーとして活動中。

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