相談員ブログ

淡路島で身近にみられる鳥や植物たち

今年の8月は土曜日が5回ありますので、5週目は移住者BLOG 、相談員BLOGとも執筆を依頼していません。でも空白にしちゃうのも芸が無いので、5月に続いて番外編としてUPさせていただきます。

トップに掲げる鳥は(アイキャッチ画像)「渓流の宝石」と称されるカワセミです。淡路島の河川やため池にも多く見られます。
この写真を撮影したのは、洲本市炬口の陀仏川(だぶつがわ)という周囲に家やマンションが建ち並ぶ本当の街中です。ちょっと渓流とは程遠いですがね。

次はスズメよりも小さいセッカという小鳥です。


全長は約13cm、翼開長は約16cm。繁殖期の初夏に『ヒッヒッヒッヒッ・・・・ジャッジャッジャッ』と鳴きながら、波を打つように高く低く、円を描くように飛び回ります。写真ではビワの木に止まっていますが、細い草に足を踏ん張るようにして止まっている姿も可愛いですよ。

こちらはイソヒヨドリの若鳥。ヒヨドリって名前がついていますが、ヒタキの仲間です。繁殖期には綺麗な鳴き声を聞くことができます。成鳥のオスは頭から喉および背部が暗青色、胸腹部がレンガ色ととても美しいです。

長~いシベを持つ白い花はクサギ

葉を揉むと生臭い香りがします。でも若葉は食用になるんですよ。また花が咲く前の枝葉を乾燥させたものは臭梧桐(しゅうごとう)という生薬で、高血圧や神経痛に効果があると言われます。

さてこの黄色い花ですが、少し植物を見慣れた方なら『あっ!この花の形はマメ科だ』と気が付かれるでしょう。そうです。マメ科のタンキリマメです。変な名前ですよね。中国では生薬として利用されているそうですが、効能はなんとも…


タンキリマメの実は熟すと鞘は赤く、種子は黒くなります。

淡路島の豊かな自然の中で、地味だけれど味のある動植物を見ていると、季節の移ろいを肌で感じることができ、心身の疲れも癒されますよ。

この記事を書いた人

小松 茂

まだ「田舎暮らし」という言葉もほとんど使われていなかった時代で様々な葛藤を経験。畑仕事だけでなく、採集生活に近いワイルドな暮らしまで経験(笑)。淡路島の変化を「よそ者」の視点でしっかり見てきました。田舎の、そして淡路島の良い点だけでなく洗いざらいアドバイスさせていただきます。

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