関さん夫妻が淡路島でペンションをオープンしたのは1983年。今年で26年になります。
お2人は西宮でそれぞれコンピューター会社のシステムエンジニア、保育園の保母さんをしていましたが、治さんが30才の時に岡山県牛窓のペンションを訪れたのがきっかけで「ペンション経営」を考え始めました。
毎晩遅くまでの会社勤め、「ボ~っとしたり、自由に暮らしたい。」、「子どもと一緒にすごす時間が欲しい。」そんな思いを持った、治さん。当時読んだアルビントフラーの著書「第三の波」にも影響を受け、「これからはコンピューターの仕事なら田舎にいてもできるのでは・・・。」と考えたそうです。
とはいえ当時は子育て真っ最中。美恵子さんは大きなおなかを抱えての準備期間を経て、ペンションオープンにこぎつけたのが、3人目の子どもが生まれる4ヶ月前でした。
「何とかなるわ」と治さんとがんばってきた美恵子さんは、3人の子育てを通して友人知人のネットワークを広げ、ボランティア活動など地元への貢献度はピカイチ。
仕事が忙しくて学校行事などにも十分に参加できなかったけれど、親が働く姿を見せてきたのもよかったのかも、と今年生まれた初孫「敬斗くん」を抱いて笑顔を見せます。
敬斗くんのママ、長女の真美奈さんは進学で淡路を離れた後、「やっぱり淡路に住みたい」と淡路市で保育士に。ニ女の恵理奈さんもタレント業と主婦業の合間を縫って大好きな淡路へ度々帰省。動物関係の仕事をしている長男の拓真さんは、そのうち淡路に戻り犬、猫、ウサギやアヒル・・・動物いっぱいのペンションの後継者になりそうです。
ペンションモーニングアイランド
淡路市池ノ内1407
取材日:2011年01月29日