移住者の声
大崎さん夫妻

農業 大崎さんご夫妻

職業:農業 移住年:2006年 前住所:埼玉県 現住所:南あわじ市

大崎直也さん(48才)・由美子さん(39才)ご夫妻が淡路島に移り住んだのは、今から4年前。農業を経営したいという直也さんの思いからでした。

43才のときに安定したサラリーマンの職を手放し、1年間大学で農業を学び、移住の計画を始めました。「兵庫県農業会議」で紹介されたMさんの紹介で南あわじ市農林振興課や農業委員会とつながり、運よく農地や古民家まで借りることが出来ました。

その後も農業改良普及センターや農協に足を運び、指導やアドバイスをもらいながら、ご自分でも熱心に勉強を続けました。そしてH18年2月に引っ越し、大崎さん一家のあわじ暮らしが始まりまったのです。

とはいえ、何もかもがうまくいくとは限らないのが農業でしょうか。4~5年も放置されていた農地の耕作は困難を極めました。試行錯誤を繰り返しながら、マルチを使って除草剤なしの野菜作り。トラクターなどの農機具や資材の購入で、1年めは全くの無収入だった、と振り返ります。
中古でも高価なトラクター。初期投資も大変でした。

夫婦2人力を合わせ、2年目からは直也さん曰く「人並みなものができるようになった」とか。それどころではありません!今では、大崎さんが作るレタスの95パーセントが秀品として出荷され、その多くは農協を通して全国各地の「イズミヤ」に生産者、大崎さんの名前付きで販売されています。まさに消費者と「顔の見える関係」になっているのですね。

その秘密のひとつは、化学肥料に頼らす鶏糞などの肥料を使っていることがあるようですが、他にもいろいろな工夫や努力があることでしょう。
全くの白紙からのスタートだったので、とにかく勉強することが多かった、とおっしゃる直也さん。兵庫県知事からは「エコファーマー」に認定を受け、普及センターからも作物に対して「特別栽培農産物」としての認定も受けています。

取材日:2011年02月08日

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