移住者の声
中山祥一

リゾートマンションで田舎暮らしを満喫

職業:会社員 移住年:2016年 前住所:神戸 現住所:洲本市

移住の目的は「都会からの脱出」
海と温泉がある、田舎の地を求めて

「27歳で独立して、それからずっと、休みなく働いてきました。いまは営業の仕事に4日だけ通って、あとは自分の時間を楽しむようにしています」

神戸で生まれ育ち、整備士や自営業を経験したのち、田舎暮らしにあこがれた中山さんは、2016年に淡路島へ移住。まずはNPOが運営するお試し住宅に入居し、物件探しをスタートしました。それから1年後、海が見える洲本市のリゾートマンションを購入し、今年5年目を迎えます。

「田舎暮らしの目的は、“都会からの脱出”。もちろん都会も楽しいけれど、せっかく地球に生まれたのだから、コンクリートばかりの人工的な生活環境ではなく、もっと自然を感じて暮らしていけたらと思ったんです」

淡路島へ来る前も、各候補地で田舎暮らしを体験していた中山さん。その経験が、淡路島移住に繋がる大きな足掛かりとなりました。

「まず、最初に向かったのは高知県でした」

3ヶ月間の農業研修に参加しながら農業を学び、自然いっぱいの四万十で田舎暮らしを満喫。しかし、買い物をする場所が少ないことや、気軽に食事ができるお店もほとんどないことから、四国での暮らしは断念。続いて向かったのは、和歌山県の白浜町でした。

3ヶ月間の短期滞在。リゾートバイトをしながら美しい海のある生活を送るも、ここでも暮らしのイメージを持てないまま終業を迎えます。しかし2拠点での田舎暮らしを経験したことで、新たな発見もありました。

「移住の条件として、海と温泉がある田舎を探していたけど、私は街で育ってきたので、やっぱりある程度、街がなければ暮らしていけないことに気付きました。それに、どちらも神戸まで遠すぎた。これも私にとって、大きな条件でした」

そうして和歌山を後にした中山さんは、最終候補地の淡路島へ訪れます。

「移住を考え始めたとき、淡路島は神戸から近すぎて、あまり“移住”というイメージが湧かなかったんです。でも、淡路島にも海と温泉はある。そう思って、まずはお試し住宅に入居しました」

するとこれまでにはない、大型スーパーや医療機関、県の出先機関など全てがそろう街のある生活を体験した中山さんは、“ここなら暮らせる”…そう実感し、本格的に洲本市での移住生活をスタートさせます。

 

リゾートマンションに暮らすという選択

移住当初は、海が見える古民家を希望していた中山さん。しかし思い描く物件には出会えず、リゾート地にあるマンション暮らしを選択しました。

「ここなら洲本の街も近いし、海も温泉もある。景色と環境の良さで選びました。住み始めて気付いたメリットとしては、ほとんどの部屋が別荘利用なので、人付き合いがすくないこと。町内会もないので、田舎特有の付き合いをしたくない方や、人付き合いが苦手な人には、こういったマンション暮らしはすごく快適だと思います」

洲本の街中から一歩入ると、一瞬にして雰囲気が変わるリゾートマンション。“仕事との切り替えもしやすい”と、中山さんは語ります。

またマンションの下には、島内外から釣り人が集い、地元民との交流も生まれているそうです。

「ここまで生活環境が整っているのは、洲本市だけ。なにより街が凝縮されていることが、洲本市のいちばんの魅力だと思います」

大好きな釣りや料理を楽しみつつ、月に2回は島外から友人が訪れ、淡路島での豊かな暮らしを共有する…。その充実した暮らしぶりは、楽しそうに話す中山さんの表情からもうかがえました。

「経験上、田舎暮らしは理想だけで成り立つものではありません。私が“街”を必要としていたように、いま住んでいる環境で“自分が何を求めて生きているか?”を知ることはとても大切なことです。移住後にストレスを溜めないためにも、まずは自分がいまいる場所で、大事にしていることを振り返ってみてください。それが移住先にもあると、暮らしは充実していきます。私にとって移住は、自分を見つめなおすきっかけになりましたから…」

自分を知ることで、本当に求めていた暮らしにたどり着く。リゾートマンションという選択により“新しい田舎暮らし”を体現された、中山さんの取材でした。

取材日:2020年12月11日

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