こんにちは、久しぶりの投稿をさせていただきます梨花です。
世界的なコロナ禍であっても季節は巡り、淡路島では特産品の玉ねぎの収穫の真っ最中です。忙しく頑張る農家さんに負けず、元気出していきましょう!
今回の「移住者のその後」では、玉ねぎ農家、そして絵本作家の仲間入りを果たした井川翼さん(31才)のあわじ暮らし“その後”を紹介します。
移住直後から井川さんがマネージャとして勤務する淡路島希望食品、通称2525ファームは「日本一おいしい玉ねぎ作りを目指す」との思いで2012年に設立されて以来、目覚ましい躍進を遂げています。
特に2015年の井川さんの入社後は、オリジナルブランド玉ねぎ「蜜玉(みつたま)」の栽培に加え、販売促進の強化、あわじFANクラブなどの団体からの農業体験やオーナー制度の受け入れの一方、栽培する野菜の種類増強など幅広い活動を迫田社長とともに展開してきました。
特に「2525ファームラジオ」での情報発信では井川さんのお笑いセンスがひときわさえていて、ファンを増やしてきました。
また、ご家庭ではやさしいパパさんとして子育てにも力を入れる傍ら、独学で英会話力を身に付けました。2カ月で話せるようになったと出会った米国人と談笑し、多くの人を驚かせました。
こうして色々な経験や努力と才能が花開いたといえるのが、この春出版された自作の絵本だったのかも知れません。
2019年に企画開催したのは「吊り玉祭」という収穫後の玉ねぎを結束する農作業の工程の速さを競う大人気イベントでしたが、2020年には新型コロナウィルスの感染拡大防止の影響で中止になってしまいました。
嘆きたい気持ちをプラスに変えた井川さん。これを機に、玉ねぎを題材にした絵本を自主制作したのです。実行委員会のメンバーや会社の協力を得て出来上がったその作品には井川さんの熱い想いが込められています。
初めての絵本の制作・出版について井川さんは、
「“農家だからこそ伝えられること”をテーマに制作に取り組み、農家の仕事が分かる内容になっている。緊急事態宣言やオンライン化が進み、人との距離がどんどんと遠くなっていく世の中で、手作りの温かさを届けたいとの想いから、最初から最後まで手作りにこだわった。」といいます。
また、「お子様、お孫様、子どもたちとのコミュニケーションの時間に、プレゼントに使ってもらえれば嬉しいです。」
と語ってくれました。
すでに絵本の英訳にも取り組んでいるということ。農家・井川さんのメッセージが世界各地に届く日が楽しみですね!
まだ読んでない方はぜひチェックしてくださいね。ほわぁっと心が温まります。
絵本「みーちゃんとみっつのやくそく」特設サイトはこちら