移住者ブログ

『オカリナ島プロジェクト』!?

こんにちは~淡路島YASAIBAのおおたしほです。
今回は、
おもしろいお向かいさんがいまして、おもしろいプロジェクトを1年ちょっと前に立ち上げられたので、
お話を聞きに行ってみました。
トモチさん。
淡路島では「ひろ兄さん」と言えば、かなりの人数の方がご存じかと…笑。
トモチさんは、料理人、バーテンダー、書道家…などであった時期もあり、淡路島以外の土地での生活経験もあり、そして現在は南あわじ市在住オカリナ作家です。
オカリナ・・・
そう、あの、トトロに出てきますよね。
トトロを見て、オカリナを買ってもらって、練習した幼少期を思い出します。
その楽器、オカリナを、淡路瓦と同じ土を使って製作されています。
瓦と同じようなカラーで、オカリナとしてはとても珍しいカラーなのです。
オカリナ業界では『吟オカリナ』として、有名です。

トモチさん作成『吟オカリナ』

この『オカリナ島プロジェクト』では、
オカリナをもっと楽しんでほしい!触れてみて、吹いてみて!という感じに、
もっと気軽に、気楽に楽しもう♪という思いが、お話を聞いて伝わってきました。

では、どうしたら、オカリナという楽器に興味を持ってくれるのか?

まずは、一緒に作ってもらおう!と考えたトモチさん。
トモチさんにとっては、「簡単にみんなできるもの」。
実際に、何人かにやってみてもらうと…アレマ。
ムズカシイようだ…と。

では、もっと小型にして、でもちゃんと音を奏でられるように…
作っても楽しいもの…ゆくゆくは【淡路島のお土産】にもしていきたい…
淡路といえば【たまねぎ】だけど、もう、ひとひねり…

庭で1人、考えていると…
真っ黒の迷い子猫がやってきて…
『おにゃお~~ん』とないた。
ん?
【おにゃおん】コレだーーーーーーー!!

いろんなサイズ、表情、試行錯誤

【たまねぎ】の形に、【猫】のヒゲをつけ、表情も改良を重ね、
淡路伝統産業のいぶし瓦100%の、小型で6個の穴のソプラノオカリナが完成した。

と、同時に、【おにゃおん】とないた迷い子猫も室内猫に。

プロジェクトに関わりたい方を募集し、工房兼自宅で、随時オカリナ製作を指導(一緒にやってくれる)されています。
約1年前から通う、お2人にお話を聞いてきました。

仲野さん

<仲野さん>
私は出身は淡路島じゃないので、移住者になるのかな。
どこに所属しても、何となくヨソモノで、何となく浮いている?と感じることがあって、
「自分にしかできないこと=自分の居場所」が欲しかったかな。
モノ作りが趣味であったこと、わりと時間を取ることもできたし、勇気を出して、
「作りたい!」と言ってみたの。
実際やってみて、土を触り、一生懸命になっていると時間を忘れ、とても内面にささる。
かけがえのない時間を過ごしているな~と。

<わたし>
移住者アルアルかとも思いますが、何年住もうとも、私たちは「移住者」なんだなと。
やはり話の中で学生時代の地元の話題になると、なんとしても入っていけないし、幼少期からの歴史は大事で。
「あぁ、私も地元に居れば、こんな疎外感を感じることはないのにな…」と、たまに、たま~~~に思います。
自分で選んで淡路島に住んでいるので、仕方ないことなんですけどね、笑。

粟飯原さん

<粟飯原さん>
毎年、何か新しいことを始めたり、チャレンジしたりしよう!と思っていて、2021年最大のチャレンジは、
オカリナ作りを学び始めたこと!
友人でもあり、今や師匠でもあるトモチさんが提唱したプロジェクトのお手伝いをしたい!という気持ちから。
やってみたいなぁ…でも、できるかなぁ…と悩んでいたところ、友人でもある仲野さんがやっていたので、
「私も!」と。
いざ、やってみると、あ~~まりの難しさに…師匠の手を止めてしまうこと、とてもとても悩んだ。
10か月後に、ようやく師匠から成形のOKをもらって、焼きの作業にまで進めて、ま、焼きあがってからボツになることも
あるんだけどね。
でも、その辺りから商品にも採用されるようになって、完全にハマった、笑。

<わたし>
私の粟飯原さんの印象は、淡路島の人、みんな友達なんじゃないかと思うくらい、お友達が多くて、多趣味。
編み物、トライアスロン、マラソン、登山、バスケ、テニス、ウクレレ、ピアノ、お菓子作り、栄養士、薬膳、
仕事はスイミングのインストラクター、フラダンス…
たくさん、いろんなことをされていますが、どれも粟飯原さんにとって必要なもので、全部で粟飯原さんは成り立っているなぁ、
と、いつも思っています。素敵です。

お2人が口を揃えておっしゃたことは、
作ることによって、オカリナ自体が好きになった。
土に触れ、気心知れた仲間と時間を過ごし、
完成した【おにゃおん】の顔を見ると、幸せな気分になる!かけがえのない貴重な時間!!

焼く作業に入る前に、師匠であるトモチさんが成形や音の確認をして『天国or地獄』に分けるそうな・・・

お2人以外にも、3~4人の方が工房を定期的に訪れ、それぞれの想いを持ち寄り、チャレンジしているそうです。

オカリナ製作、チャレンジしたい方募集中ですよ~
もちろん、オカリナを吹いたことがない方でもOK~
いずれは、在宅で製作し、副業にするもよし、生きがいにするもよし~
みんなで淡路島のお土産を作っていけたら~
子どもから大人まで、オカリナに触れて遊ぶことができるようなイベントが、いつか開催でき、
それが日常になればいいな~とトモチさん。
淡路島が地元だろうが、出身地がちがう所であろうが、年齢も性別も分け隔てなく、ヒトとして話をし、聞いてくれるトモチさん。少しでも興味を持ったそこのあなた!
ぜひ、トモチさんに連絡してみてください。もちろん、私からもお繋ぎさせていただきますよ~
トモチさんご本人をもっと詳しくブログ記事にしてみたいとも思っています。
そんな、トモチさんは、実は楽譜が読めないのだそう…いろんな意味でおもしろい人でしょ、笑。

お向かいのトモチさん

 『オカリナ島プロジェクト』
facebook   https://www.facebook.com/awajishima.ocarina.gin
twitter  https://twitter.com/hironii212?t=CkGNMxS3pOs8Kp75xfSRSw&s=09
instagram   https://instagram.com/awajishima.ocarina?r=nametag

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

おおたしほ

おおたしほ

1981年生まれ 大阪府育ち。 家族は、日本一の一味唐辛子栽培を夢見る夫、 大好きなニンジンを作ることができる喜びを全身で感じている私、 そんな私たちの畑をときどきお手伝いしてくれる2人の子どもたち、 草刈り&草食べ担当のヤギのあずきちゃん、迷い猫だったくろまめちゃん、図々しく家に入ってきたおもちくん。 (今は2匹とも家猫です)

このライターの記事一覧

Top