私はいま、民泊にする予定だった物件でシェアハウスを運営しています。そしてこの夏には、旦那さんがメインでDIYリノベしている空き家が一棟貸の宿としてオープン予定。今回のブログでは、私の宿に込める思いをシェアしたいと思います。
民家に泊まるという魅力
みなさんは民泊ってご存知ですか?簡単に説明すると、一般の民家をまるまる一棟貸切、もしくは間借りして宿泊出来るサービスですね。インバウンドで訪日外国人が急速に増えた数年前、ホテル不足を解消するため、宿泊業の許可が取りやすくなったことにより日本でも急速に増えた宿泊形態です。
私はこの、お金を払って人様のお宅に泊まるという体験が大好きで、お友達の家だとなんだか気を遣ってしまうのですが、お金を払うことで気を使わなくていいのが、いい(笑)
日本のホテルって、基本的に効率重視でつくられているので、だいたいどこも同じ雰囲気。(綺麗で清潔、つるつるピカピカみたいな感じ。)だけど民泊って、オーナーの趣味全開って感じのところが多くて、なんでこんな風呂なん!とか、ドア枠がめっちゃかわいい!とかそんな驚きがある。しかも家なので庭もキッチンもある。どこかに出かけるのではなく、家で料理したり、庭でボーとしたりも出来る。
まさに暮らすように旅するという感じ。
淡路島移住をお考えの皆さんも、ホテルとかではなく民泊を探して泊まってみると島での暮らしが一層リアルに感じられるのでは、と思う。実際、古民家宿は夏は虫がいるし、冬は寒い(泣)それすら楽しめるなら島に来ても大丈夫な気がする。
海の見える家との出会い
今から約2年前くらいでしょうか。淡路島の不動産情報を毎日チェックしていた旦那から、
「一棟貸にできそうな、いい感じの家が売りに出てるよ!」
とのお知らせが。ネットの物件情報を見てみると、高台で海が見えて、平家だからDIYリノベしやすそうで、確かにいい感じ。で、すぐに内見予約入れたところ、私たちより早い時間に見たいという人がすでに一組。他にも問い合わせが多数来たらしく、これ以上対応できないと思った不動産屋さんはこの物件情報を一旦削除したそう。それほどの人気物件、たぶんその一番手の人が内見後に購入するだろうなと思った。
家探しワンポイントアドバイス
※淡路島の不動産物件はたまにみると全く更新されていないように見えるけど、毎日、不動産会社のHPを見ていると、あれこれなんかいい感じ!みたいな物件がポッと出てきます。そして、数日後には消えています。なので、やっぱり、毎日コツコツとHPをチェックしないといいお家には出会えません。素敵なお家を購入したいみなさん、共に頑張りましょう!(笑)
だから、その家のことがとっても気になってた私たちは(家の中には入れないけど)外観だけ見に行って、内見はせず、ノールックで(!)購入することに。そして、福袋を買うように家を買いました。そして、後日、鍵をもらって中に入ると、ちゃんと写真通り、古かったけど素敵な家でした。めっちゃホッとした。。。
私たち家族の旅の経験を詰め込んだ宿
宿をやると決めてから、アイデアを求めて、家族でいろいろな場所の一棟貸や民泊、アドレスの物件に宿泊してみました。ホテル並みのサービスがある宿、夫婦でやってるアットホームな宿、無人チェックインの宿、アドレスの管理人さんが住み込みの家、などなど。
・奄美大島の古民家宿
・篠山城下町の古民家宿
・今帰仁に移住した夫婦が営む民泊
・出雲地方の神社の境内にある家
・三豊市の元散髪屋をリノベした家
印象に残っているおうちはどれも、その土地の良さを取り入れ、運営会社・オーナーさんの個性が光っていました。やっぱり作った人の思いが伝わる場所ってあたたかい。色々見てみた結果、やっぱり滞在中は管理人不在で、気ままに過ごせるセルフチェックインスタイルがいいよね〜とか、ホテルすぎるとなんか嫌だね、家感が残ってる感じがいいよね〜とか、色々アイデアが湧いてきます。そして導き出したのが、
趣味の合う友達の家に泊まるような宿
というコンセプト。私たち夫婦の旅で集めたものや、好きな古道具をあしらった宿になる予定。私たちと趣味合いそうだなと思ったらぜひ、淡路島暮らしを体験するために訪れていただけたらと思います。そんなこんなで手に入れた大好きなおうち、リノベに2年以上かかっていますが、みなさまには(たぶん。。。)この夏から泊まっていただけます。
宿の準備風景をInstagramで発信しています。基本的に旦那(おじさん)が一人でつくってるから、その名も「孤独のDIY」もちろんあの某有名ドラマをオマージュしたタイトルです(笑)