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島じゃないみたいな淡路島

「淡路島って車で行けるの?」

移住したばかりの知人がこう聞かれたこともあると聞いて、いまだに淡路島は船じゃないとたどり着けないと思っている人がいると分かって驚いた。岩屋から明石までフェリーも出ているが、神戸側にも徳島側にも大きな橋がかかっていて、車とバスで移動が可能だ。それも、想像以上に簡単に。そして、かなり、近い。

 

事実、私たちが淡路島に移住を決めることができた理由の一つは、そのアクセスの良さだった。
特に私たちが住んでいる東浦というエリアは、神戸の三宮や西明石までなら自家用車だと30~40分ほどで着く。神戸空港や伊丹空港なら45分、大阪や京都や徳島なら1時間前後、関西国際空港は1時間45分だ。実家がある東京にも行きやすい。

 

西明石か新神戸から新幹線で帰るのも可能だが、それよりも飛行機で帰るのが格段に便利だ。神戸空港から羽田空港まではフライト時間は約1時間でスカイマークが一日7便、ANAが一日2便も出ている。スカイマークは早割で取れば片道1万円も行かないことがほとんどだ。移住前は淡路島が魅力的とはいってもやはり、地元から離れる不安ももちろんあって、このアクセスの良さはかなり移住のハードルを下げてくれた。しかも実際に淡路島で生活するようになって、その快適さは想像以上だった。

 

東京では19年間ペーパードライバーだった私だが、島内での運転は運転もしやすい(田んぼの狭いあぜ道以外は)。高速道路に乗っても、島からの移動は世の中の混む方向とだいたい逆側になるので怖いことも少ない。三宮や大阪や京都の混雑エリアは旦那に運転を代わってもらいたいものだが、あとは自力でなんとか行ける。

 

その結果、淡路島に移住してからは車でのおでかけや、旅行に行くことがとても増えた。兵庫県内はもちろんのこと、大阪、京都、徳島、香川、愛媛、高知、岡山、島根、和歌山、三重…。特に大阪、京都、徳島なんかは日帰りでふらっと何度も訪れているし、岡山や愛媛も日帰り圏内だ。行きは四国周りで今治にある大好きなタオル屋さんに寄りつつ岡山に行って友人のカフェでくつろぎ、帰りは姫路周りで帰って来て、姫路にある本格シチリア料理店に寄って帰ってくる。そんなことが普通の週末でできてしまう。

 

それと同時に、普段の買い物や子どもの習い事や進学先、社会人の就職先が島外も容易に候補として考えられるこの状況は、島での暮らしを豊かにしている大きな一因だ。島に住んでいるからと言って、日常を島の中で完結しなければならないという制約はない。例えば三宮なら、同じ淡路島の洲本市や南あわじ市に行くよりも近い。ニトリもユニクロも島内にあるけれど、我が家から一番近いニトリとユニクロは島外だ。東浦エリアの子どもなら、神戸市も学区に入るので、学校の選択肢もぐっと広くなる。習いごとで島外まで行っている子どもも、大阪や四国に通勤している人だってたくさんいる。

 

基本的な生活は自然に囲まれてのびのびとしながらも、望めば都市的な生活にもすぐ手が届く。まだまだこの魅力も知られていないみたいだけれど、急に人口が増えて暮らしにくくなったらいやなので

「これくらいの認知度でちょうどいいのかもしれない」

と、これを書きながら思い直している。

この記事を書いた人

時友真理子

時友真理子

東京生まれ。大学卒業後、(株)リクルートで営業職、(株)IDOM(旧(株)ガリバーインターナショナル)でマーケティング業務に携わる。2016年に夫婦で縁もゆかりもなかった淡路島へ移住し、島の食の通販&編集ライター業で起業。移住直後に第一子を授かり、淡路島でのんびり子育てを満喫中。

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