みなさまこんにちは!藤田祥子です。梅雨になかなか入らないなと思ったら、今度はなかなか梅雨が終わらないそうですね。二十四節気でいうと今は「小暑(しょうしょ)」。暦では梅雨があけ、暑さが本格的になってくる季節です。
玉ねぎは淡路島の顔!ちびたまねぎの自家製ラー油グリルです。
私は長沢という山の中の廃校跡地で、週末だけ開くカフェノマドを運営しています。毎週金曜日に仕入れにいって、土曜日の朝から仕込みをするのがルーティーンになっています。
万願寺とうがらしは素揚げすると食べやすい。甘夏や夏みかんとあわせてマリネに。
毎週のように産直に足を運ぶと不思議なもので、野菜でなんとなく季節がわかるようになります。「今年はにんじんが長いな~、葉物はもうさすがにないのか~」などなど。野菜や島の空をみたり、樹々がそばにあるので、意識せずともなんとなく暦がわかるようになるなんて、贅沢な話です。
ホワイトコーンは生でたべられるくらい甘い!
みなさんは、二十四節気をさらに5日毎にわけた「七十二候(しちじゅうにこう)」をご存知ですか?天気や動物たちの動きでその季節の兆しを表していて、島でその光景を目の当たりにすると「あぁまさにそうだな~」なんて感じるのです。
ちなみに小暑は以下の3つ。
・温風至(あつかぜいたる)7月7日頃
熱い風が吹き始める頃。温風は梅雨明けの頃に吹く南風のこと。日に日に暑さが増します。
・蓮始開(はすはじめてひらく)7月12日頃
蓮の花が咲き始める頃。優美で清らかな蓮は、天上の花にたとえられています。
・鷹乃学習(たかすなわちがくしゅうす)7月17日頃
鷹の子が飛ぶ技を覚え、巣立ちを迎える頃。獲物をとらえ一人前になっていきます。
参考:http://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/
島に住むとこうした暦にも興味が湧いてきます。めぐりゆく季節に身をゆだね、今年も心地いい夏を楽しみたいと思います。みなさんも夏を楽しみに、ぜひ淡路島にいらしてくださいね!