移住者ブログ

淡路島の家探し

こんにちは。南あわじ市で地域おこし協力隊として活動している黒川香苗です。

もうすぐ淡路島に移住して3年、協力隊の任期もあと1か月(3月末)で終了の予定です。ほんとにあっという間でした。もう大阪での暮らしを忘れつつあります(笑)3年目にしてやっと家を購入することが出来たので今月は、淡路島の家探しに苦労したことについて書こうと思います。

 

やっぱり自分の家が欲しい

はじめは旦那を大阪に残し、大阪⇔淡路島の二拠点生活からスタートした私の淡路島ライフ。1年目には子供が出来て、3年目には旦那も島に移住、去年の夏には大阪の家を引き払って完全移住を果たしました!そして、現在借りている家はゲストハウスにする予定で改装中。ゲストハウスの準備をはじめたころは一人暮らしだったので、家主同居型のスタイルで運営しようかなと思っていたのですが、子供がいるといろいろ難しそうだなと思いはじめ、やっぱり自分たちの家が欲しい!っという思いがムクムクと湧き上がってきました。そして、去年の春くらいから家探しを開始。

その時の私たち家族の希望

・子供が安心して遊べる庭付き一軒家
・保育園と小学校が近い
・オーシャンビューもしくは海の近く
・中古住宅

 

新居との出会い

半年くらい探していたのですが、なかなかいい家は見つかりません。さらに、大手人材派遣会社が淡路島に本社機能を移すというニュースが流れてからは、ただでさえ不動産市場に出回る物件が少ないのに、その数は激減していき、相当焦りました。もう土地買って新築か(でも、そんなお金ないし。。)賃貸マンションか(やっぱ庭が欲しいよ。。。)賃貸戸建か(そんな物件めったにない。。)と諦めかけていたころ。たまたま通りかかった不動産屋の前に貼っている物件情報のチラシで良さそうな中古戸建を発見!このチラシを貼りだしてすぐの問合せだったみたいで、私たち家族が最初の内見者でした。

 

なにか新しい物件あるかな~と軽い気持ちでチラシを見ていると良さそうな物件情報を発見!

 

たまたま都合がついて、次の日に内見出来ることになりました。いままでもいろいろな家を内見して、思ってたんと違う!リフォーム代かかりすぎ!などいろいろな理由で決めきれなかったので、今回もあんまり期待していなかったのですが、家に着いた瞬間に

めっちゃ素敵っやん!

旦那と意見が一致しました。しかもたまたま内見の日に売主の方が掃除に来られていて、家のこと、近所のことを聞くことが出来て、ここでの生活イメージが一気に湧きました。築20年以上建っている家でしたが、大事に使われていたようで、そんなに古びた印象は受けませんでした。素敵な家なので手放したくなかったけど、仕事の都合で島を離れることになったと売主の方はおっしゃっていました。

予算よりかなり高めだったけど、以下の3つの理由で決断
①リフォームせずにそのまま住める
②建築家が設計したすてきな内装
③間取りが家族のライフスタイルにあっていた
※家が気に入りすぎて海の近くという条件はあっさり手放しましたが、保育園と小学校はたまたま近くにありました!

 

吹き抜け空間と天然素材の内装が気持ちい空間

 

家探しで不動産屋に通いまくったおかげで、淡路島の不動産市場にやたら詳しくなってしまいました。その中で移住者さんが知っていた方がいいことを私なりにまとめてみました。

淡路島の家探しの注意点
・リフォームなしで住める家は1000万以上する
・土地代は安いが建築費は都市部と一緒かそれ以上なので激安物件は少ない
・安い物件はあるけどリフォーム代がかなりかかるから結局高くつく

 

この家を建てたであろう持ち主が植えてくれた梅の木が咲き始めました
今は草ボーボーの庭 温かくなったら家庭菜園しようと計画中

 

とりあえず賃貸からがおすすめ

田舎だから激安で購入できると夢見がちですが、建築費は都市部と同じだけかかるので、そんな掘り出し物の家はないんです。不動産市場に出回らない、人づてに激安で家を譲ってもらったという話をたまに聞きますが、ほとんどの島の人は島外の人に簡単に家を譲ったりしないです。そもそも住み始めないと島に知り合いも出来ないので、まずはお気軽に賃貸で住み始めるのを私はおすすめします。同じ淡路島でも住むエリアによって雰囲気がぜんぜん違うので、住みながらゆっくり家探ししてみてくださいね。

ではでは~

この記事を書いた人

黒川香苗

黒川香苗

1984年岡山生まれ。大学卒業後、大阪の建材メーカーでデザイン開発を担当。退職後、夢だったゲストハウス開業に向け、生きた英語を学ぶため単身カナダへ。帰国後、開業に向けての準備をするうち、ひょんなことがきっかけで南あわじ市地域おこし協力隊に。卒隊後は淡路島に定住し、ADDress淡路島の大家兼フリーのデザイナーとして活動中。

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