移住者ブログ

私が淡路島にきた理由

みなさん、はじめまして!

2020年8月から淡路島に移住してきました、大阪出身の杉島夏子(すぎしま なつこ)です。今月からこの移住者ブログを月に一回担当させていただきます。大阪人から見た淡路島・テレワーク✖️淡路島・単身淡路島移住等々のテーマで、移住を考えている方の役に立ちそうな情報を発信していければと思っています。淡路島歴はまだ7ヶ月のひよっこですが、これからどうぞよろしくお願いいたします^^ 今日は私が淡路に移住してきた理由とその経緯についてお話したいと思います。

 

やっぱり島がすき!

実は私、去年の3月までインドネシアのスマトラ島というところで日本語教育支援の仕事をしていました。
新型コロナウィルスが拡大し始めたころ、急遽日本に戻るようにと会社に言われるがまま日本に帰国。
大阪の実家からのテレワークがスタートしました。
コロナを甘く見ていた私は、「まぁ数ヶ月でまたインドネシアに戻れるだろう」と荷物も住居もそのままにして帰ってきたのですが、夏が近づくにつれ「ん?どうやらインドネシアには戻れなさそう?」という雰囲気になってきました。
実家は家賃を払わなくて済むし、親もいるから楽だけど、家に篭りきりで大阪で仕事はつまらない。インターネットさえあればどこでも働けるんだから、大阪にこだわる必要もないんじゃないか。またスマトラ島みたいな自然豊かな場所でのんびり過ごしたいなあ。沖縄とか良さそうだなぁ・・・と、そんな軽い気持ちで私の移住計画は始まったのです。

洲本出身のヨガの先生に勧められ…

最初に考えたのが沖縄。
海も綺麗だし、南国っぽくて東南アジアに似てるしいいいかな〜という単純な動機でいろいろサーチ。
沖縄に移住することを本気で考え始めた矢先、大阪で通い始めたヨガ教室の先生(洲本市ご出身)から
「島が好きなら洲本もいいんちゃう?大阪からもすぐやし、海も綺麗やし、大きいスーパーもあって住みやすいよ。最近は移住者支援も充実してるみたいやで。」
との有力情報をいただきました。淡路島は昔家族でホテルニュー淡路に来た記憶ぐらいしかなかったため、最初は正直、「洲本?どこ、それ?」という感じでした。ところが、家に帰って調べてみると、移住者情報がなんと充実していることか!
そう、私は正にこのあわじ暮らし総合相談窓口のwebsiteから恩恵を受けた移住者の1人です。
(まさか半年後に自分がブログを執筆する側にいるとは…!)
 

定住支援施設 宙(おおぞら)に2ヶ月入居

定住支援施設がある!ということで、早速電話で問い合わせたところ、ラッキーなことに「ちょうど来月から2ヶ月弱だけ空きがあります、一度見にきますか?」との回答!思い立ったが吉日。その週末には早速淡路に見学に行っていました。高速バスで三宮から洲本ICへ1時間。バスを降りたところに、あわじ暮らし相談員の赤松さんと小松さんが待っていてくださいました。そこから車で宙(おおぞら)まで約10分。途中、買い物するならここがいいよ〜とか、いろいろ教えてくださいました。田んぼだらけの細い道を抜けるとたどり着きました。2号棟A室のお部屋の中はこんな感じ〜!
 

建物は古いですが、中はリフォームしてあるので、とってもきれいで天井の木の梁もいい雰囲気が出ています。
これで月額3万円(部屋代2万+光熱費・インターネット代1万円)はありがたい!
この施設は、「お試しで滞在できる場所がほしい」という移住希望者さんからの声を反映させた結果できた場所だそうです。

確かに、私も沖縄行ってみたいな〜とか考えていた時、賃貸探したりしたんですが、やっぱり行ってみて住んでみないと土地勘分からないし…でもマンスリーとかは高すぎるし…賃貸契約しちゃったら初期費用とかかかるし…と、いろんなハードルがありました。
そういうハードルを取っ払ってくれるのがこの定住支援施設。本当に、NPO法人あわじFANクラブ様様でございます。田舎暮らしに興味はあるけど、どこからスタートさせたらいいか分からない、という方。ここ、【宙-おおぞら-】はぴったりの場所なんじゃないでしょうか?1ヶ月から6ヶ月まで短期滞在希望者を受け入れています。移住者向けのパンフレットもたくさんいただきました。「ここに住むことになったら、こういう若い移住者さんとつながる機会がたくさんありますよ。」と相談員さん。日本での田舎暮らしが初めての私にとって、こういうサポート体制が整っているのは非常に心強かったです。

帰りは海側〜イオンスタイル洲本・洲本バスターミナルに抜ける道で送ってもらいました。バスターミナルで降ろしてもらい、洲本の町をぶらぶらしてから大阪に戻ろうと思っていたら雨が…。仕方ない。洲本レトロ小道を散策して、お店で雨宿りすることに。そこでふらっと立ち寄ったプリザーブドフラワー店Ajugaのオーナーさんに話しかけてみたところ、ここのオーナーさんも昨年ご結婚されて洲本に移住してきたばかりだそうで。「洲本へようこそ!移住者の友達がほしいと思っていたので嬉しいです!」と言ってくださいました。
帰りに「オススメのカフェありますか?」と尋ねると、「お向かいのcafe.anさんのスムージーが美味しいよ。おばあちゃんがやってて、すごくゆったりとした時間が流れてるカフェ。」ということで早速お邪魔することに。スムージー頼もうか悩んだけど、淡路ビールが置いてあったのでそれを注文。すると、おつまみこんなんしかないけどどうぞ〜と筑前煮までつけてくれました。オーナーのAnさんと2人でいろんなお話をしていると、先程のAjugaのオーナーさんもやってきて、今度は3人でおしゃべり。そのまま気づけば3時間近くも移住のこと、洲本での暮らし、これまでの人生について語り合っていました。こういうの、東南アジアとかだとよくあることなんですが、日本で経験できると思わなかった!ステキだなぁ。

雨で観光は出来なかったけれど、お陰で不思議なパワーを持った人たちと貴重な時間を過ごすことができました。初めての土地で、内心ドキドキしていましたが、予期せぬ形で移住者さんとの交流もあり「洲本暮らし、いいかも!」と、すぐに移住を決意しました。

ということで、私が淡路島にきた理由や経緯をまとめると;

私が淡路島にプチ移住しようと決めた理由
①島でゆったりテレワークがしたかった
②本格移住の前に短期滞在施設で移住体験ができた
③移住した後のサポート体制がしっかりしていた
④出会った人がみんな素敵だった!

なんだか不思議なご縁に恵まれて、今も淡路島での贅沢な暮らしを楽しませてもらっています。とはいえ、またすぐに大阪に戻ることもできたわけで。何が私を淡路島に引き留めているのかというと、それはやっぱり人との繋がりに尽きるなと思います。そのあたりのことはこれから追々このブログでご紹介していけたらと思います。

この記事を書いた人

杉島 夏子

杉島 夏子

日本語教師・英語教師&ヨガインストラクター。海外・国内を転々としているノマドワーカー。新型コロナウィルスの影響で赴任先のインドネシアスマトラ島から大阪に帰国。テレワークが続く中、自然豊かな環境を求めて2020年8月から淡路島に単身移住。ippo language learningの屋号でフリーランスオンライン教師として活動している。 https://ippolanguage.com

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