相談員ブログ

“移住あるある”が満載の「春の移住者交流会」

桜が見頃を迎え、最高のお花見日和となった3月27日(土)。NPOあわじFANクラブ主催の「春の移住者交流会」が、洲本市のアップフィールドで行われました。

当サイト内「移住者ブログ」のライターをゲストに招き、移住から1~2年の間もない移住者さんを中心に集まっていただいた今回の交流会は、移住後の悩みを共有し、移住者同士の繋がりを持ってもらうことを目的に開催しました。

参加者のみなさんにお話を伺っていくと、移住後にマイホームを購入した方、賃貸に入られている方、さらには古民家をDIYしながら暮らしている方など、暮らし方はさまざま。しかし一方で、暮らし始めて感じる悩みや不安は、共通する部分が多いことが分かりました。

今年1月にご夫婦で移住をされたYさんは、「主人は釣りが好きで、毎日のように釣りに行って楽しそうだけど、私には何も趣味がない。まだ知り合いや友達もいないし、一人寂しく、家にこもりきりの生活です」と、奥様が悩みを吐露。

実はこの悩み、よくある“移住あるある”の一つ。夫婦のどちらかだけが移住に積極的だと、結果的にパートナーは孤独を強いられてしまうのです。悲しいことに、「主人に連れられてしぶしぶついてきました…」なんていう奥様方も少なくありません…(涙)

せっかく新たな人生を歩みはじめたのに、夫婦間に亀裂が入っては元も子もありません。この手の移住の場合は、ノリ気ではないパートナーへのケアがなにより大切です。この日Yさんは無事にお友達を見つけられ、とても喜んでおられました。

また“移住あるある”に多い、こんなお話も。仕事を早期退職し、「自分の時間を楽しみたい!」と昨年の夏に淡路島へやってきたFさん。

最初は念願のスローライフを楽しんでいましたが、だんだんと時間を持て余すようになり、結局、淡路島で再就職。今度は忙しくなってしまい、スローライフどころではなくなってしまったのだそう。

わたしもよく分かるのですが、これはほとんどの時間を仕事に費やしてきた、「バリキャリ」に多い現象。それまで仕事で忙しく、“何もしない時間”がなかったために、時間の使い方が分からずに起こるお悩みです。長い間、自分の存在価値を仕事ではかってきてしまったがために、肩書や仕事がなくなった途端、「自分は一体、何者なのか」という不安にかられてしまうんですよね。そして、何もしていない自分に罪悪感を感じてしまう…負の連鎖なのです。

これには結局、環境を変えたところで自分が変わらなければ何も改善されないので、まずは新しい土地で友達を作ることはもちろん、何をしている瞬間に自分はしあわせを感じるのか、改めて自分ひとりの時間ときちんと向き合い、自分を知っていくことが大切だとわたしは思います。これまで仕事にばかり時間を割き、自分と向き合わなかったツケが回ってきたのだと思って乗り越えましょう(笑)

きっと“自分の時間を大切にしたいと思った”ということは、「自分を幸せにしたい(大事にしたい)」という気持ちが芽生えた証拠なので、それに気付いただけでも素晴らしいことです。さらに移住という選択をし、実際に行動できた自分をたくさん褒めてあげましょう。そして、これまで頑張ってきた自分にたくさんご褒美時間をあげてくださいね。

…お話をお戻して、みなさんの思い思いに語られた自己紹介トークが終わると、交流会は佳境に。それぞれのグループに分かれて、情報共有を行いました。こちらのDIY組は、この春から民宿をオープンするライター黒川さんからお話を教授。

また、釣り好きが集まるこちらのグループでは、おすすめの時期や、どこの港でどんな魚が釣れるかなどのお話で盛り上がっていました。近々、「移住者釣りクラブ」結成の予感…^^

あっという間に2時間が経ち、まだまだお話が尽きない様子の参加者たち。最後にラインなどを交換し、また次回の約束に繋げられていました。積極的に交流するみなさんの様子を見て、運営側も一安心。開催の目的は大いに達成されたかと思います!

あわじFANクラブでは、定期的に移住者交流会を開催しています。移住に関するみなさんの不安や疑問を、少しでも解消できる場にしていければと思うので、対象の方はぜひご参加くださいね♪

移住相談も、引き続きおまちしておりまーす!!

この記事を書いた人

あわじ暮らし総合相談窓口

あわじ暮らし総合相談窓口

「自然いっぱいの豊かな環境で子育てしたい」「自然の息吹の中でクリエイティブな仕事がしたい」など、一人ひとりが希望するライフスタイルに応じた「あわじ暮らし」の実現をサポートしています。

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