丁度いい田舎。
淡路に来て3年。
まずは家探しから始まった二人の淡路島での生活。
結婚前から淡路島に頻繁に遊びに来ていたという奥田さんご夫婦。
淡路島に住んだのは、一本の橋を渡るだけで「都会過ぎない丁度いい田舎。」
が理由だとか。真衣さんは兵庫県の加西市出身。田舎暮らしに抵抗はなく、海があることに魅力を感じたと言います。
「魚が好きで、食べ物がぜんぶ美味しい。」
そう口をそろえるご夫婦の淡路島への魅力は3年住んでも薄れていないようです。
大通り沿いにお店を構えなかったのも、「せっかく淡路島という田舎でお店をするのだから、奥まったような場所が良かった。大通りだと都会に出すのと変わらない。」と柔らかい笑顔の正さん。
淡路島暮らしの魅力を喜々と話してくれます。
形式にこだわらない生き方
そんなお二人は、淡路島に移り住み、しばらくしてようやくお店を始めるための物件を見つけました。
その改装工事中に結婚式を挙げたわけですが、結婚式前日にまでお店の改装工事を二人ともやっていたそうです。
「結婚という形はとくに意識してなかったんで。」という形式にこだわらず縛られない生き方に、お二人の世界観が現れます。
淡路島でお店を始めるにあたって、ジェラート屋さんという選択肢も「ジェラートが好きだから」という、お二人の人柄がにじみ出るような理由。
いざ作ってみると、安定剤も使用しないで作るジェラートは、翌日には美味しくなくなるとのこと。それでも、こだわりは捨てず、牛乳は酪農家さんから直接仕入れ、提供する分だけを毎朝仕込み、翌日には提供しないこだわりを見せます。
「頑張れば夢叶う島。」
お店を始めるにも、やはり大変なことは多かったようです。
「オープン前に、本当にやばいって思った時期もたくさんありました。」
それを乗り越えられたのは、お二人の努力も然り、集まってくれたまわりの人たちとのつながりが大きかったそうです。
隣保コミュニティやいろいろなイベント行事などにも率先して参加し、淡路島の先住者の方だけじゃなく、移住者同士のつながりも増え、辛い時はその人たちにいろいろな面で助けてもらったと話します。
「お互いに助け合える環境ができあがる。頑張っていれば、誰かしらが次第に集まってきて、助け合いながら完成していくんです。僕たちは【頑張れば夢叶う島】って呼んでます。」とお二人の温かい笑顔と人柄に、人が集まるのだろうなと思わずにはいられません。
今後はそんなつながりの仲間たちが作った創作物で、イベントや個展を開いて行けるスペースを改装中だそうです。
淡路島のちょっと奥まった場所、こだわりのジェラートとともにクリエイティブな創作物を見に行きませんか?
ーーー奥田さんのお店データーーー
島の恵み ジェラートのら
〒656-2144
兵庫県 淡路市下司118番地
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淡路市下司118番地
取材日:2018年11月07日