移住者の声
山地さんご夫妻

気持ちさえあれば何も持ってこなくていい島

職業:カフェ経営 移住年:2014年 前住所:大阪府大阪市 現住所:南あわじ市

大阪以上に人情味溢れる場所

移住前は二人とも大阪に住んでいた山地夫妻。
旦那さんは引越屋さんの営業、奥さんはエステに勤めていたそうです。

もともとは、年齢を重ねてからカフェを開こうと考えていた旦那さん/耕平さんでしたが、
奥さん/さや香さんの実家がある淡路島で、さや香さんのお父さんから、結婚前に「淡路島で、すぐにでもカフェをオープンしたらいい」との意見をもらい、退職後、何度も大阪と淡路島を往復しながら準備に取り組まれました。

そして結婚後に移住。その時にカフェもオープンすることになったのです。

旅行のような移住

橋を渡る感覚は「旅行」というイメージがとても強く、実際来てみても不安に思うほどの暗いイメージや、生活の違いに驚くことも多かったといいます。しかし半面、淡路島には都会のよそよそしさはなく、家族に近いほどの人情深い付き合い方をする島人たちの感覚が、大阪育ちの耕平さんにもとても合ったそうです。

日常的に親しく来店してくれる人、文句を言いながらでも頻繁に通ってくれる人、いろいろなお客さんがいて…。
やはりみんな人情味があり、その結びつきがとても強いため、自分たちにとっては、嬉しく感じられた。しかし、それが苦になる人には移住は向かないかもしれないと耕平さんは言います。

移住してみて経営者同士など横のつながり、お客さんとのつながりが増え、カフェのオープンにも業者さんなども含め、本当にいろいろな方が手伝ってくれて、住み慣れていくにつれて、当初の不安は消えていった。と耕平さんは振り返り語ってくれました。

カフェをオープンするにあたっては、人口が少ないなどをマイナスイメージとは考えず、「淡路島の中で有名なカフェになってやる」という意気込みが大きかったそうです。

一方、さや香さんは淡路島出身で大阪からのUターン者。
確かに都会は住みやすさはあるかもしれないけれど、特に淡路島での生活に不便を感じることもなく、程よく田舎で都会も近いのは本当に魅力です。と、満足げに話してくださいました。

はじまりの島

耕平さん曰はく、「やりたいことをもって淡路島に来たら、チャンスはいくらでもある」
多少の苦労をも楽しいと感じることができる人であれば、何も持ってこなくても、
“気持ちさえあれば、やっていける“  と感じたそうです。

繋がりあう同志が助けてくれたり、周りの人たちが盛り上げてくれるのは本当に有難いことで、2人だけではここまでやってこれなかったと、しみじみと語ってくださいました。

お店のコンセプトは、「こだわりを強めすぎないようこだわっています。」とのこと。
誰でも入りやすいお店を目指していて、現に学生さんからご年配まで幅広い客層に人気のカフェとなっています。

山地さんにとっては、淡路島は、一歩目。はじまりの島。
これからも長く続けていくにあたって、家族ともども観光の方には「淡路島に来たらこの店」としてお気に入りの店にしてもらい、ご近所さんからは何十年先までも愛され続け「淡路島認知度100%を目指し、じっくりゆっくり頑張っていきたい」と、意気込みを述べてくださいました。

 

*以下の写真はwakabaカフェFacebookより抜粋*

wakabaカフェ

兵庫県南あわじ市市円行寺192

Webサイト:https://www.facebook.com/wakabacafe/

取材日:2019年01月09日

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