マイホームの候補地探しでたまたま見つけた淡路島
共通の趣味を通じて知り合い結婚した池田夫妻。当時、翔太朗さんは神戸勤務、美穂さんは滋賀勤務。それぞれの職場の中間地点である大阪府高槻市で賃貸暮らしをしていました。生活も落ち着いてきたし、そろそろマイホームが欲しいなと思いはじめたころ、旦那さんの職場が加古川に変わりそうな雰囲気もあり、兵庫の西のエリアで土地探しをスタートさせます。
「はじめは神戸や明石あたりで探していました。たまたま淡路島のことを調べてみると、土地代で家まで建てられそうだと気付き、淡路島移住を検討し始めたんです」
明石海峡大橋を渡って通勤することを前提にしての家探し、住むなら東浦より北だなとエリアを搾り込みました。そして、あわじ暮らし相談窓口にて移住面談。似たような境遇の先輩移住者を紹介してもらいます。その移住者さんと仲良くなり連絡を取っているうち、その方の住んでいるマンションに空きが出るとの情報がっ!ちょうど希望のエリアのマンションだったので、すぐに内見・契約し、池田ファミリーの淡路島ライフがスタートしました。
島内のマンションに住みながら淡路島での土地探しをはじめた池田夫妻。ある日、いつもの散歩コースで売土地の看板を見つけます。問い合わせてみると、近隣相場より少しお安めだったそう。すぐに契約を進め、無事に淡路島でマイホームを手に入れることが出来ました。場所は神戸行のバスが出るターミナルのすぐそば。現在の職場の最寄り駅(加古川駅)まで一時間くらいで到着するので、通勤のストレスは全くないとのこと。
淡路島特有の婚活市場
奥さんの美穂さんは「結婚相談所を開く」という夢をここ、淡路島で叶えられました。そのいきさつをお伺いすると。
当時はメーカー勤務で、いわゆるバリキャリみたいな感じで働いていたんです。そのころ、いつか結婚相談所を開きたいという思いが芽生え始めました。そんな折、子供を授かり育休に入ったんですけど、このまま職場復帰してしまうと、また元の仕事を頑張りすぎてしまう気がすると思い、育休中に思い切って仕事を辞めました。
「高槻で結婚相談所を開くつもりで準備を進めていたのですが、自宅が淡路島になったので、淡路島で開くことになりました」
カウンセラーとしてはフリーでやっているんですけど、日本結婚相談所連盟という団体に加盟しているので、会員様の希望の条件に合うお相手を全国から探すことが出来るんですよ。でも、淡路島に来て意外だったのは、淡路島出身の方は淡路島の人と結婚したいということ。結婚を機に都会から淡路島へ行きたいという方は正直少ないです。なので淡路島在住の会員さんを増やして、淡路島内での出会いを増やしていくのが大事になってきます。会員さんは30代前半の方が多くて、半分くらいは淡路島から出たことのない高卒の人、もう半分くらいは進学で島を出て帰って来た人。ほぼ実家暮らしですね。お見合いは、島内のホテルラウンジで行います。デートは島内をドライブしたり、島外に出かけたりしているみたいです。
ゆくゆくは結婚を機に淡路島に来ていただけるような、移住の架け橋になれたらと思っています。淡路市の移住相談窓口の方とも協働で移住×婚活イベントも開催していて、島内外の独身の方の交流を広げるような活動もしています。
移住というよりお引越し
移住したという感覚はあまりなくて、引っ越ししただけという感じですと、翔太朗さん。島に来て変わったことといえば、全体的にゆったりしていて、道を走っているだけで周りの風景に癒されますね。海も目の前にありますし。買い物が不便だと思ったこともあまりなくて、近所に大きなスーパーやドラックストアもありますし、アマゾンで頼めば翌日に欲しいものは届きます。たぶん、もともと都会志向じゃないこともあり、島の暮らしには満足しています。
夫婦の共通の趣味がアウトドアなので、休日は家族でキャンプに行ったりしています。美穂さんは最近ガーデニングにハマっているようで、ハーブガーデンを作りたいと教えてくれました。苗は近所のホームセンターで買っているそうです。
すごくリラックスした雰囲気が印象的だった池田ファミリー。これからますます淡路島の暮らしを満喫されるんだろうな~と、わくわくする取材でした。美穂さんの婚活ブログもとても面白いので、ぜひ読んでみて下さい。
結婚相談所ブルーミングマリッジ
取材日:2022年08月20日