移住者ブログ

淡路島でのリモートワーク環境ってどんな感じ?

この記事は、2023年2月4日に開催された「オンラインライブ相談会 突撃!!あわじ暮らしさん」の内容を抜粋して書き起こしたものになります。イベントの様子はFacebookのライブでアーカイブ配信されています。その他、音声のみで楽しみたい方はポッドキャスト配信プラットフォーム「Anchor」にもアップロードしていますのでこちらもあわせてどうぞ。

 

 第九回目のゲストは、スタートアップ、外資系ソフトウェア企業を経て、淡路島にて「医・食・職・充」のITサービスを提供するマルクファミリー株式会社を設立された福山秀仁(ふくやまひでひと)さん。現在は淡路島を拠点に各地域で活動中のアクティブな起業家さんです!そんな福山さんに、当日は「リモートワーク」をテーマに淡路島でのリモートワークしてみたらどんな感じだったのかを根掘り葉掘り聞いてきました。

 

淡路島で心洗われた

 もともと4年くらい前から兵庫県のお仕事をやらせていただいていて、その時に県内の色々な場所に仕事で行っていた。淡路島は瓦が有名ですよね、その瓦組合さんとのお仕事で淡路島にもちょくちょく来る機会があったんですよ。その中で、淡路島って住みやすいなとふと思った。その時は東京に住んでいたのですが、東京から淡路島に来ると、

 

 心が洗われるというか。空気感ですかね、それがいいなと思った。

 

季節の移ろいを感じられる、海の見えるマルクファミリーの事務所

 

 僕は、淡路島に住みたいというよりか、どちらかと言うと此処で何かしたいなと思った。さらに、どこかに就職するのではなく自分で事業を作りたいと思った。だから島でITサービスの会社を立ち上げたんです。先週は東京に行っていたのですが、東京はスピードが早いんです。そもそも人の歩くスピードが早かったりとか、ビジネスのスピードも早い。淡路島に帰ってくると、自分のスピードがゆったりしているなと感じる。淡路島は自然が近いから、朝日や夕日を見ることで1日を意識するようになり、自分のリズムが整ってきているなと感じています。

 

島のいろんな場所でリモートワーク

ー島内でもワーケーションできる場所や、コワーキンスペースも増えていますがおすすめの場所はありますが?

 事務所があるので、基本的には事務所に来て作業をしています。でも海岸をよく散歩するので、その時はあえてパソコンは持たず、スケッチブックとiPad持って、ボーとしていたりします。あと、スタバみたいな適度にガヤガヤしていて作業できるカフェが島には少ないので、僕は午後4時くらいの、混んでない時間帯の居酒屋とか、ダイニングバーみたいなところで作業しています。そんなところで、一人でパソコン作業するのって大丈夫?と思われるかもしれませんが、一人で来たお客さんがスマホを見ているのと基本的には一緒だと思っているので、気にしてないですね(笑)

 

 あと、淡路島は最近コワーキングスペースが増えてきていますよね!洲本にもいくつかあるし、南あわじ市にある民宿をリノベーションしたコワーキングスペースのRINCは居心地がいいので、たまに行きます。

 

福山さんおすすめのコワーキングスペースRINC

 

淡路島に拠点を持つことで会社の魅力が向上!?

 IT企業だと、都市部に事務所はあるけど、リモートワークなのでほぼ出社する必要がない、だから事務所のスペースを縮小しましょう。みたいな流れがけっこうある。経営者的な視点で言うと、淡路島で拠点を持つことで、ワーケーションしやすくなる。社員が楽しい気持ちで集まる場所があることで、新しいアイデアが生まれるかもしれない。僕はそれを「淡路島ウェルネスキャンプ」というサービスとして打ち出し、どんどん島外の企業の方に来ていただきたいと思っている。

 

事務所の壁には興味深い書籍が並ぶ

 

 僕がアウトドア施設を作るのではなく、島にあるキャンプ場やサウナ施設、事業者さんなどと連携しながら企業さん向けのプログラム、例えば漁業体験とか?が作れたらと思っています。ただ来て楽しいと言うのではなく、健康になっていく、より生産性が上がる、みたいなのを科学的に測定し「採用に活かす」とか「社員の離職率の低下に繋げること」が出来たらいいなと思っています。

 

徒歩圏内で楽しめるまち、洲本

ー顔が広そうな福山さんですが、人と出会うコツはありますか?

 基本的には紹介ですね。自分のやってるいことを伝えていたら、ありがたいことに繋がっています。あと、淡路島は車の生活じゃないですか?僕はあえて朝、近所を散歩しています。「あーここに新しくアパートが建つんだ〜」「こんなところにガソリンスタンドがあったんだ!」とかって新しい発見があって楽しいです。僕の住んでいる洲本は、人や建物が徒歩圏内で密集している。そういう要素って大事なのでしょうね。

 

 あと、洲本は一軒目行って、二軒目、そのあと三軒目ってのが出来る、飲み歩き出来るのがいいですよね。でも終電がないので、エンドレスで飲めてしまう。。。こんな話で大丈夫ですか?(笑)気づいたら3時とかで、「あー、失敗した」ってなる。自分を律しないといけないのが辛いですね。

 

ー島にいながら、都会と同じように徒歩で飲み歩けるのっていいですね!

 飲み屋さんで出会ったオッチャンと「次、いこか〜!」ってなって一軒で終わると思ったら、四軒くらい連れて行かれる(笑)それでその人は代行運転で帰っていく、ある意味、代行運転の営業が終わる午前2時くらいが終電の時間なのかも!?(Fin)

 

洲本は温泉街なのでスナック文化がある、夜の飲み歩きも楽しい

 

 福山さんとはひょんなことから知り合って、マルクファミリー主催のワーケーションプログラムのモニターツアーのお手伝いをさせていただいた仲なのですが、面白い人をいっぱい紹介していただいて、その人脈の広さにびっくりしました。福山さんがハブになることで、淡路島にある素敵な場所と島外の面白い人がこれからどんどん繋がっていくのだろうな〜とめっちゃ期待しています!

この記事を書いた人

黒川香苗

黒川香苗

1984年岡山生まれ。大学卒業後、大阪の建材メーカーでデザイン開発を担当。退職後、夢だったゲストハウス開業に向け、生きた英語を学ぶため単身カナダへ。帰国後、開業に向けての準備をするうち、ひょんなことがきっかけで南あわじ市地域おこし協力隊に。卒隊後は淡路島に定住し、ADDress淡路島の大家兼フリーのデザイナーとして活動中。

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