淡路島に春がやってきました!こんにちは、1年で春が一番好きな梨花です。
こちらでの「移住者のその後」も1年を迎え、今回でいったん終了です。
そこで約10年前の「移住者の声」第1号でご紹介した緒方さんご夫妻に再インタビューさせていただきました。
以前の記事は➡こちら
移住から20年を超し、淡路島内外で「あわじ花の歳時記園」を愛する人の数は増える一方です。
風光明媚な山の景色を背に、初夏のあじさいはもちろんのこと、春の山菜狩りや秋の栗拾いなど四季を通じて楽しめる歳時記園。
そして、緒方さん夫妻の笑顔のおもてなしが何よりの魅力といえます。
この地を訪れ、淡路島への移住を考えた人も多いのではないでしょうか。
実際、移住を考えている人や移住して間もない人々が緒方さん夫妻を訪れることも多いといいます。20年に及ぶ自らの経験や歳時記園の管理の難しさと楽しさを語る明さん(74才)をお父さんのように慕う人もいるはずです。
一方、当初は加古郡稲美町で栄養教諭を務めながら毎週末欠かさず淡路島へ通った信子さん(66才)も定年まで1年を残し早期退職。明さんと二人三脚であじさい園の管理や手作り工房での絵手紙教室や草木染教室で大活躍です。
そしてなんといっても海の幸山の幸をふんだんに使った料理の腕には定評があります。さすがは栄養教諭。信子さんを中心に取り組んだ稲美町の給食が長年「スーパー食育スクール」とされたのも納得です。
初夏にはあじさい園の花を目指して老若男女多くの人が「あわじ花の歳時記園」を訪れます。駐車場の運営や喫茶「ととや」での飲食のお手伝いにも、移住者さんや元気いっぱいの若者が集まります。
それもこれも緒方夫妻の魅力あってこそ、でしょう。
同じ地域に移住してきた家族の小さい子たちを預かることもあり、「地域のおじいちゃん、おばあちゃんなのよ。」とやさしく笑う信子さんですが、集まって来るのは若者だけではありません。
地元のお年寄りにもすっかり頼りにされているお二人ですが、そろそろ自分たちの将来のことも考えているようです。
「癒しの隠れ家」とも呼ばれるこの歳時記園に、「後継者が現れることを願っている。」と明さんが穏やかな口調で言います。
まだまだ逞しく元気いっぱいですが、長年頑張ってきたからこそ、ゆっくりとそんな気持ちを膨らませているのかもしれません。
移住に興味のある方、癒しを求めるあなた、「あわじ花の歳時記園」を訪れてみてください。
あわじ花の歳時記園のHPはこちら
こぼればなし ~ごあいさつに代えて~
10年近く、100組以上の移住者さんにご協力いただきお話を記事にしてきましたが、実は今回ご紹介した緒方さんの10年前の記事だけは別スタッフによるものでした。
今回自身が取材できたことをうれしく思います。私事で恐縮ですが、偶然にも私の二女が現在、緒方さんの後輩として稲美町で食育に取り組んでいます。(紫陽花の写真は二女が昨年緒方先輩を訪問時に撮影したもの)
そんなご縁で信子さんと仲良くさせていただいているのもうれしいことです。
淡路島を中心に人のつながりが出来ていくことの素晴らしさに感動しつつ10年間の「大仕事」をいったん卒業させていただきます。
ただし、今後は第5週のある土曜日に、もう少しずつ「移住者のその後」でおじゃましますので、懲りずにご笑読のほどお願いいたします。
長年の応援、ありがとうございました。あ~、楽しかった!