こんにちは!岩本幸代です。
3月に入ってから、雨がよく降るようになり、まさに三寒四温な今日この頃。
暖房をどのタイミングで片付けようか迷うほどですが、春はちゃんと近づいていて、この時期の楽しみでもある「八木のしだれ梅」は今年も見事に咲き誇っていました。
個人宅で何十年も育てておられる梅の木ですが、今では島外から見物に来られる方もいるくらい、冬の終わりの観光名所になりました。
夜はライトアップされてさらに綺麗!そして、花より団子な私が、泣いて喜ぶお茶屋さんも登場します!
淡路島は、こうした自然を満喫できるのが魅力なので、観光で来られた時に雨が降っていたら残念な気持ちになると思いますが、雨でなければわざわざ行かなかったよね・・・と思える、知る人ぞ知る室内の穴場スポットを2箇所ご紹介します!
南あわじ市 三原中央公民館。市民が利用する公民館なのですが、そのすぐ隣に、淡路人形浄瑠璃資料館があります。
(左側に写っているのが、公民館です)
資料館なので公演はありませんが、舞台も再現されていて、見応えバッチリです。
和紙人形細工で、昔の人形浄瑠璃の公演の様子を再現したものは、会場のミニチュアサイズでとっても可愛い!細かな作りで、じっと見入ってしまいます。
いろいろと説明書きもされていて、さまざまな冊子が置かれていますが、職員さんがおられるので解説していただくことも可能です。
私は職員さんとお話をすることで、実際に人形座の公演を観てみたいな〜と思いました。ここからちょっと足を延ばせば、淡路人形座があるので、予習してから行くと、また違った見方ができておもしろいと思います。
そしてこの資料館、なんと無料で入場できます!
1階は図書室になっているので、子どもさん連れでも楽しめます!
そうそう、昨年のことですが・・・
福井県に住むいとこ達が淡路島に観光に来たのですが、淡路人形座へ行くその道中、車内でのおしゃべりが弾みすぎて、大鳴門橋を渡り徳島まで行ってしまったのです。
慌ててナビを入れ直し、淡路人形座を目指したはずが・・・
何をどう間違えたのか、住宅地の真ん中にある公民館、すなわちこの資料館へ行ってしまったと言う・・・笑
職員の方も、突然 福井弁で話す団体が来てビックリされたでしょうね ^^;
次にご紹介する施設も南あわじ市にあります。
西淡三原インターチェンジを降り、慶野松原方面に行く途中の山の上に建つ玉青館!
高速を降りたらここの案内板が目に入るので、ずっと気にはなっていたのですが、移住して丸2年、誰にもここの噂を聞かなかったので、なんとなく行く機会を逃していました。
こ〜んな平野から続く坂道を登ったところにあるのですが、目印になるような建物もないので、わかりやすいような・・・いやいや・・・わかりにくいような 。
中国の故宮博物館を模した建物と言うことは知っていたので、すぐにここだとわかりました。
写真からもわかる通り、ここへ行くまでの道に桜の木がたくさん植えられてありました。取材に訪れた日はあいにくのお天気でしたが、もうすぐやってくる桜の季節に、もう一度行ってみたいと思います。
本当に立派な建築物で、建物をみているだけで随分と時間が過ぎてしまいました。
作品などの撮影は禁止されているので、中の様子をお伝えすることができないのですが、玉青画伯が描いた、禅思想を説いている「うしかひ草」は圧巻でした。
こちらも職員さんが常駐されているので、是非、解説してもらうことをオススメします!
職員さんの説得力のあるお話は、お寺の住職から説法を受けているような感じで、なんとも心安らかな気持ちになれました。
玉青館から見下ろす大きな池の向こうには、南あわじ市の西淡三原地区が広がります。
ここに住んでいるのだけど、思わず観光に来た気分になり、ちょっとした非日常を味わえました。
こちらの施設は入館料が必要ですが、大人300円です!!!あまりにもリーズナブル過ぎて驚きました ^^
今回ご紹介した2箇所の施設で、充分半日は過ごせます!この後、温泉やお食事を楽しんでいただければ、きっと「雨の淡路島も良かったやん!」と思っていただけることでしょう♡
最近、夕日の沈む場所が少しずつ変わってきました。真夏になると小豆島の真ん中に沈みます。
淡路島で海のある生活をはじめて2年と少し・・・そんなことで季節がわかるようになるなんて・・・不思議です (^^)