移住者ブログ

ご挨拶

はじめまして!

今月からブログをスタートすることになりました、時友 真理子(ときとも まりこ)と申します。
東京から縁もゆかりもなかった淡路島に移住してきて4年目になります。
淡路市の東浦というエリアに、旦那と息子(2歳5か月)とセキセイインコと亀と住んでいます。
東京では丸の内OLでしたが、移住を機に退職し、子育てを中心に据えて生活をしております。

このブログでは、淡路島での子育てにまつわることを少しでも伝えていければいいなと思っています。

今回は、自己紹介がてら「私と淡路島の馴れ初め」について書こうと思います。ここを読まなくても、次回からのブログを読むにあたって何ら差しさわりはありませんので、興味のない人はどうぞ飛ばしてください。どんなやつが書いているのか、知っとかないと次のも読めないという真面目な方は、お付き合いいただければ幸いです。

私が淡路島を初めて知ったのは、知人からの紹介でした。
「あなたたち夫婦はきっと好きだと思うよ」とすすめられたので、素直に遊びに来てみたら、ツボにはまってしまった、というわけです。海も山も田んぼも果樹園もあり、神戸や四国にも近く、何といっても食べ物がおいしい。こんなところが日常になるなんて、夢のよう、と思ったわけです。

それから数年後、実際に東京から引っ越してしてくることになるのですが、当然すんなりといったわけではありません。どちらかというと難航していたのですが、ちょっとしたハプニングがあって、念願が叶うというなんだか不思議な展開でした。

というのも、淡路島に住みたかったのは、最初は私だけだったのです。旦那さんは、淡路島は好きだけれど、地元東京を離れることにあまりピンと来ていませんでした。もちろん、私も地元は東京なのですが、大人になって東京以外の場所を訪れるようになり、食べ物の好みは関西より西の方が合うし、大都市にも飽きていて、もっと自然豊かなところで人生を送りたいと思うようになっていたのです。

あるとき、仕事で携わっていたプロジェクトで、社会の中で自分たちの理想を形にしていこうと大きなチャレンジをしている素敵な方々に出会い、「自分ももっと本当に生きたいようにいきたい」と強く思うことがありました。もっと自然が近くて環境の良いところで家族を増やしたい、という「いつかできたらいいな」と思っていた夢を、思っているだけではなく現実にしなければ、と思ったのです。

その頃から、旦那さんとも真剣に話し合いを重ねるようになりました。少しずつ二人の足並みもそろってきたかな? でもなかなか現実の壁を乗り越えられない…。そんなときに、なんと私が健康診断で引っかかったのです。精密検査の結果、子宮頸がんの初期段階にあることが発覚しました。実はその頃、結婚7年目でまだ子どももおらず、不妊治療もしていたのですが、もうそれどころではありません。病院の先生には「子宮を取った方がこの先安心ですよ」とまで言われ、子どもが欲しいからそれはできないと答えたら「じゃあ、一刻も早く作ってください」とちょっと脅されるような始末でした。

そんなこんなで、さすがにしょんぼりしていた矢先になんと旦那さんが「やっぱり淡路島に引っ越そう」と決断してくれたのです。後から聞いた話ですが、私が夜に布団のなかでこっそり泣いていることが多々あったそうで(私はまったく覚えていないのですが)、元気づけようと移住を決めてくれたそうです。

そうは言っても旦那さんの仕事は、異動希望が通るような仕事ではなかったので、どうやって二拠点暮らしをしようかと頭を悩ませていました。思い切って、旦那さんが会社に正直に妻がこんななので、関西方面に異動できないかとお願いしたところ、大きな心を持った上司の方が神戸の支店にいらして、「そんなこという男の子は、引き受けてやらにゃあかん!」と、異動が叶い、今に至ります。

私の体は、というと、部分的に切除する手術をしたところ、上皮内がんという結果で、まだ子宮までとらなくても経過観察で大丈夫ということに。今でも半年に一度検査を続けていますが、結果は良好です。しかも、移住して次の月にあっさり子どもを授かりました。道で亀も拾いました。念願通り、自然のなかで家族を増やし、日々を過ごしています。

旦那さんは、というと、移住前に懸念していたようなことは一切なく(むしろ私よりなく)、島くらしをエンジョイしています。「俺が一番驚いている」というのがこの話をすると決まって出る彼のセリフです。

長くなりましたが、私たちの話は今回で終わりとして、次回からは淡路島での子育て事情について書いていきたいと思います。引き続き、どうぞ宜しくお願い致します!

この記事を書いた人

あわじ暮らし総合相談窓口

あわじ暮らし総合相談窓口

「自然いっぱいの豊かな環境で子育てしたい」「自然の息吹の中でクリエイティブな仕事がしたい」など、一人ひとりが希望するライフスタイルに応じた「あわじ暮らし」の実現をサポートしています。

このライターの記事一覧

Top