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淡路島の産婦人科事情

この数週間、かなりの頻度で橋を渡り、産婦人科に通っている。おめでたか? いや、残念ながらそうではなく、不妊治療を本格的にスタートしたからだ。俗に言う「二人目不妊」というやつらしい。今年で41歳の私の身体は、年齢よりちょっと黄体ホルモン値というものが低い。旦那は成績優秀なのだが、私の方はなかなか改善しない。年齢的にもそろそろ悠長なことも言っていられないということになり、この夏次のステージに踏み出した(淡路島も例外なく梅雨明けから突然の猛暑を迎えています)。

 

淡路島内に不妊治療を行う医院は有名なのが一軒あるのだが、南あわじ市という一番遠い場所にあり、橋を渡って神戸方面に出た方が断然近い。神戸の中心街のエリアだけでなく、橋を渡ってすぐの舞子や明石エリアにもその手の医院はたくさんある。

 

こうなってから、周りともよく産婦人科話をする機会が増え、いろいろ話を聞いたところ、東浦エリアに住む私の周りは島外で出産している人が意外と多いことに気付いた。

 

基本的には、淡路市の人は淡路市にある聖隷淡路病院か洲本市にある兵庫県立淡路医療センター(通称・県病)へ、洲本市と南あわじ市の人はやはり洲本市にある兵庫県立淡路医療センターへというのがオーソドックスな選択である。

 

淡路市の聖隷淡路病院は新しくて綺麗だ。2014年7月に淡路市で27年ぶりとなる分娩を再開した病院で(それまでは27年間淡路市に出産できる病院はなく、皆さん県病か島外に行っていた)、現在は淡路市で唯一の分娩ができる病院でもある。今年の3月18日に500人目の赤ちゃんが産まれたばかりだ。つまり2014年から一年に100人ずつここで赤ちゃんが産まれていることになる。ただ、こちらは正常分娩のみの取り扱いとなるので、ここで診てもらっていてもハイリスク出産の場合は他の病院に搬送ということになる。ちなみに私はその該当者だったため、診察はこちらに通っていたが、出産は別の病院となった。

兵庫県立淡路医療センターも2013年に新築移転したばかりで綺麗な病院。こちらはNICUも完備されているので、ハイリスク出産も可能となる。当たり前だが、県立病院なのでとても大きい総合病院だ。

 

ただ、東浦エリアに住むお母さんたちに聞くと、橋を渡ってすぐのエリアである、明石・西明石エリアや垂水・舞子エリアの産婦人科に通って産んだという声もなかなか多かった。じつはこのあたりは東浦エリアからだととても近い。洲本の県病に行くのと同じか、下手するともっと短い時間で行けるところもある。自家用車で行くのが断然近いが(30分~40分前後)、高速バスで舞子駅まで行って、そこから電車という手もある。また、南あわじ市のお母さんたちに聞くと、洲本市の県病以外にも四国側に橋を渡って、徳島まで選択肢を広げられるという話もある。

 

今、私はたまたま人の紹介で三宮にある不妊治療の医院を選んで通っているけれど、もし運良く授かることができたら、またきっと産婦人科は淡路市の聖隷淡路病院に通うだろう。高齢出産でハイリスク出産の範疇なので、出産は別のところになるだろうが、そのときは橋を渡って明石医療センターに行きたい、などと考えている。淡路島は島だけど、こういう部分での選択肢の広さも、島くらしの割に生活しやすいポイントの一つなんだろうな、と改めて実感している。

 

*2019年8月26日追記
聖隷淡路病院では産科医の継続的な確保が困難な状況となり、安全なお産の体制の維持ができなくなりました。2019年12月をもって分娩を休止するとのことです(婦人科外来・婦人科検診は継続)
詳しくは こちら をご覧ください。

 

この記事を書いた人

時友真理子

時友真理子

東京生まれ。大学卒業後、(株)リクルートで営業職、(株)IDOM(旧(株)ガリバーインターナショナル)でマーケティング業務に携わる。2016年に夫婦で縁もゆかりもなかった淡路島へ移住し、島の食の通販&編集ライター業で起業。移住直後に第一子を授かり、淡路島でのんびり子育てを満喫中。

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