春!あわじっ子の私にとっては一年で一番ここちよい季節の到来です。
この季節、淡路島の道はサイクリングやドライブにも持って来い!
緑豊かな山の道を抜け、海が見えるとホッとする…なんていうのは、私だけではないはずです!
今回訪れたのは、淡路屈指の海水浴場を誇る洲本市五色町にある宿「梅木屋」です。
その主は淡路島への移住8年目の北川太一郎さん(44才)。
さて、北川さんの移住後のお話から、この施設の魅力にも迫っていきましょう!
(前回の記事はこちら)
北川さんが初めて淡路島への移住相談に来たのは8年前のことですが、当初から「淡路島でゲストハウスを経営したい。」という志を持っていました。
相談先の「あわじ暮らし総合相談窓口」から紹介された「定住支援施設」ではゆっくりと腰を据え、島の人々との関わりを深めながら自分の理想の土地や物件を探してきました。
農業や野菜販売を経験したり、自身も移住支援や物件紹介に携わったり、また、あわじFANクラブの移住者向け小冊子作成や淡路島観光協会での仕事を通してさらに多くの情報とネットワークを広げてきました。
そんな中で出会ったのが「梅木屋」だったのです。
昭和の時代には評判の料理旅館だったそうですが、後継者を失い20年間空き家となり近所の人たちも寂しい思いをしていたようです。
しかし、この建物こそが北川さんが長年探し求めたものでした。
出会ったその時から2年の歳月をかけて出来上がった「梅木屋」には、北川さんの思いだけではなく文乃さんのおしゃれなセンスやアイディアも盛り込まれています。
そして、何よりも2人を取り巻く友人や仲間の協力があって出来上がったのだと感じます。業者さん頼みではなく、壁のペンキ塗やフローリングなどできる所はすべて多くの仲間の力を借りての作業で出来上がりました。
お披露目会に駆けつけた人の多さを聞いて、やはり北川さんの人脈の広さと人望の厚さを感じます。
「時間がかかったけど、ゆっくりとできるイメージ通りの宿になった」と北川さん。
子育て中の家族や外国からのお客さまにも来てもらいたいと口をそろえるご夫妻を応援するのは友人ばかりではありません。
ご近所の商店主を始め地域でもたくさんの人が梅木屋の発展を願っています。
今の住まいからいずれは宿の方に住居も移す予定だという北川一家、2才になる息子さんも加わって、梅木屋がますますにぎやかになりそうです。
ホッとさせてくれるのは淡路島の景色だけではありません。
ここにも飛び切りの笑顔で迎えてくれる宿主さん一家がみなさんの来島を待っています。
(写真:1枚目、7枚目、北川さん提供)
梅木屋のHPはこちら