移住者ブログ

銭湯と島のお母さん

私の毎日のささやかなお楽しみ、それは近所の銭湯に行くこと!
(自宅にはちゃんとお風呂ありますが。。)

 

銭湯通いのきっかけは島のガス代がすごく高かったこと、
一人暮らしなのにガス代が月に7000円くらいかかっていました(汗)
特に冬はお風呂場がすごく寒くて、風呂好きな私は何度も何度もお湯を継ぎ足し、長風呂を楽しんでいました。でもなかなか芯から温まらない。その頃は旦那と離れて二拠点生活をしていたこともあり、一人なのに浴槽に湯をためるのもなんかもったいないなあと思ってました。

 

そんな時に友人から「温浴施設の会員になって通っているよ~」という話を聞きました。そこは年会費2000円、月会費5200円払うと、お風呂はもちろん、併設されているジムとプールにも通い放題になるという夢のような場所。しかもお風呂はうずしお温泉

たまたま翌年、この温浴施設の近所に引っ越したことをきっかけに私も入会することに。
通い始めて気づいたのですが、

 

ここめっちゃ常連さんが多い。。。

 

脱衣場に入った瞬間に常連さんたちは「こんにちは~」とあいさつ。
「今日は早いな~」「久しぶりやな~」などと答える島のお母ちゃんたち。

左の建屋がジムとプール 右の建屋が温浴施設

 

最初はその雰囲気がすごく居心地悪かったのですが、毎日通うたびに私も顔を覚えられたのか、常連さんから話しかけられるようになりました。通い始めのころは妊娠していたこともあり、「女の子?男の子?」「いつ産まれるん?」などほんとうにたわいもない会話。そのころは一人暮らしで寂しかったので、お節介もけっこう嬉しかったかな。

子供を産んで落ち着いてきてから、またお風呂に通い始めました。一人の時はめったに話しかけられないのに、たまに子供を連れて行った時なんかは、確実に話しかけられます(笑)なので、お母さんがいっぱいいるみたいでなんか面白いです。

お風呂上りにはきれいな夕日が

常連さんが多くてあそこは苦手という人もいるのですが、島のお母ちゃんたちの会話(私は会話には参加しないけどこっそり聞いてる)が、ネットにはなかなか上がってこないディープな地元ネタ満載で、ちょっとした楽しみだったりします。

毎日お風呂で会う人に、近所のスーパーでばったり出くわすと、なぜか恥ずかしい気分になったりします。
裸で会う方が多いから、服着てると逆に恥ずかしいのかな。笑

この記事を書いた人

黒川香苗

黒川香苗

1984年岡山生まれ。大学卒業後、大阪の建材メーカーでデザイン開発を担当。退職後、夢だったゲストハウス開業に向け、生きた英語を学ぶため単身カナダへ。帰国後、開業に向けての準備をするうち、ひょんなことがきっかけで南あわじ市地域おこし協力隊に。卒隊後は淡路島に定住し、ADDress淡路島の大家兼フリーのデザイナーとして活動中。

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