移住者ブログ

ADDressの大家をはじめて3か月

以前のブログで、住まいのサブスクで淡路島におためし移住してみませんか?という記事を書かせていただきました。

そのADDressの大家をはじめて3か月。ありがたいことに毎週毎週たくさんの会員さんに、私が以前住んでいた家「淡路島A邸」をご利用いただいています。運よくお会いできた会員さんとは積極的にお話させてもらうのですが、生き方見本市ですか?ってくらい、SNSやテレビでしかみたことないような個性的な暮らしをしている人ばかりで、お話していてとても楽しい。

 

個性的な会員さん

いろいろな人がいるのですが、一例を挙げるとこんなかんじ。。。

・プログラマーなど場所に縛られない職種の人
・リモートワークのサラリーマン
・ネットで商品を売って生計を立てている個人事業主
・自分の家はあるけど、月に1~2回旅行するために会員になった会社員
・リモートで仕事しながら移住先を探している人
・現役引退後、旅しながらたまにリモートで講義をしている大学教授
・授業がほぼオンラインになった大学生
・仕事をやめてゆっくり全国を旅している元サラリーマン

 

ADDressの会員さんは気さくな方が多いので、初対面の私にもいろいろなお話を聞かせてくれます。旅好きな私、コロナ禍でまったくといっていいほど旅行に行けていないので、アドレスホッパー(Address=住所、Hopper=次から次へと歩きまわる人を組み合わせた造語で、「決まった家を持たずに拠点を転々とする人」)のみなさんに旅や仕事のお話を聞けるだけで、自分も旅行してる気分になれてテンションがあがる!

 

バスを乗り継いでわざわざ来島

意外だったのが、3割くらいの会員さんがバスなどの公共交通機関で来てくれることでした。もともと街中に住んでいた方や、都市部をメインに活動する方は車を持たない人が大半ですもんね。淡路島A邸の近くにもバス停はあるのですが、1時間、下手すると2時間に1本しかバスがない状態。それでも大きなスーツケースを持ってわざわざ来てくれることに感動!バスの運転手さんに「このバス使う人ほとんどいないからね~」って言われましたと、到着するなり笑顔で報告してくれたり。わたしも南あわじの路線バス(らんらんバス)にお客さんが乗ってるの、ほとんど見たことないっ(笑)

 

最寄りのバス停には、南あわじ市内を循環する「らんらんバス」と洲本方面に行く「淡路交通」の二路線のバスが来ます

 

神戸から陸の港西淡(最寄りの高速バスのりば)に到着して、路線バスがなかったからといって、1時間かけて歩いて来たという猛者も!あと、陸の港にはレンタサイクルがあるのですが、そこで自転車を借りて観光してくださる会員さんがけっこういます。協力隊時代に利用者があまりいなくて困ってると市役所の人が嘆いていたので、利用者の増加に寄与できてちょっぴりうれしい(笑)自転車を使うと、陸の港から淡路島A邸までは20分くらいで着くのでちょうどいい感じの距離。車がない方にはおすすめするようにしています。

 

淡路島での過ごし方

会員さんの過ごし方はだいたい以下の3パターン。

 

①がっつり仕事派

「がっつり仕事」の方は、ほんとずーと部屋にこもって仕事しています。そんな会員さんからは、「仕事の合間に海に行ったり、松林を散策できてリフレッシュできるから、仕事がはかどりました」と、とてもうれしいお言葉をいただき、やっぱ慶野松原はワーケーションにぴったりの場所だな!と再認識。

リモートワーク出来るように各部屋には机と椅子を置いてます

 

②平日は仕事、週末は観光

土日をひっかけて、長期滞在される方は、平日はあれほど働いていたのに土日になると朝早くからがっつり観光に出かけていらっしゃる方が多い印象。「明日から仕事が休みなので、おすすめの観光スポットをおしえてほしい」などとリクエストをくださいます。観光地がすぐそこにあるので、それを楽しみに仕事にも精が出そう!

 

③観光メイン

週末だけ滞在する方は、いつもは都市部のADDressでがっつり仕事していて、バケーション利用で淡路島A邸を選んでくれているようです。ADDressには会員の家族やパートナーが無料で同伴できる制度があるので、多人数で来て観光される方がおおいですね。なのでチェックインするなり「とりあえず海に遊びにいってきまーす」「夕ご飯のおすすめをおしえてください」など、遊びに前のめり。

 

島を知ってもらう入り口に

ADDressをやっていると、ひとり観光案内所状態! 会員さんにお会いするといつも「島のおすすめ」を尋ねられます。歩いて行ける距離にあまりお店がないのがすこし残念ですが、「NeKiさんでお茶してきましたよ。お店の雰囲気もオーナーさんも素敵すぎました~」とか、「ゆとりっくで温泉入って、サウナで整ってきました!」など、いろいろ報告してくれます。自分のお気に入りの場所を気に入ってもらえるのがうれしいですね。個人的にはもう少し気軽に行けるごはん屋さんが増えてくれたらいいのにな~っと思ってます。車がある人にはその人の好みを聞いて、気に入ってくれそうな場所を淡路島全域からチョイスしてお伝えしてます。

 

会員さんに人気のNeKiさんのモーニング
もちろんいちばんのおすすめは慶野松原の夕日

 

もうすでにリピーターになってくれてる会員さんもいて、淡路島や慶野松原を気に入ってくれてるみたいでとてもうれしい。移住して3年。。私にとって淡路島生活はすでに日常になってしまったのですが、会員さんとお話していると淡路島に来てすぐのころの新鮮な気持ちを思い出せたり、あーこんなところがいいと思うポイントなんだー!っと新たな視点をいただけるので、平凡な日常のスパイスになっております。

この記事を書いた人

黒川香苗

黒川香苗

1984年岡山生まれ。大学卒業後、大阪の建材メーカーでデザイン開発を担当。退職後、夢だったゲストハウス開業に向け、生きた英語を学ぶため単身カナダへ。帰国後、開業に向けての準備をするうち、ひょんなことがきっかけで南あわじ市地域おこし協力隊に。卒隊後は淡路島に定住し、ADDress淡路島の大家兼フリーのデザイナーとして活動中。

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